この噂、医師はどう考える?
妊娠中はホルモンバランスの変化によって、肌の状態や表情筋の動かし方、むくみや血流などが変化します。そのため「顔つきが変わった」と感じることがありますが、それは体内のホルモン(主にエストロゲンやプロゲステロン)の影響によるもので、赤ちゃんの性別とは関係がありません。
このようなジンクスは、おなかの赤ちゃんの誕生を楽しみに待つ気持ちはもちろん、妊娠中に変化していくママの姿をあたたかく見守る気持ちから生まれたのかもしれませんね。/三鷹レディースクリニック 天神尚子先生
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「妊娠中の顔つき」と「赤ちゃんの性別」の関係は、ママの実体験・医学的な見解、ともに関連性があるとは言えない結果となりました。
もしかしたら、こうしたジンクスは妊娠中に起こる体や心の変化を少しでもポジティブに受け入れるために生まれたのかもしれません。むくみや肌の変化など、決して「いいこと」ばかりではない時期もありますが、性別当てのジンクスと絡めることで心が少しラクになるのではないでしょうか。
ジンクスは、医学的な根拠はなくても、ママたちが変化の多い妊娠期間を前向きに楽しむための「小さなきっかけ」なのかもしれませんね。
■調査概要
調査タイトル:「噂の真相」に関するアンケート
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2025年9月9日(火)〜9月17日(水)
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用した方
調査条件:1人以上お子様がいらっしゃる方 297人
※AI生成画像を使用しています
監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。

