■「多様性が秩序を破壊する」投稿が拡散
2025年11月24日、X(旧Twitter)に投稿された那覇空港の看板写真が、ネット上で大きな議論を呼んでいます。
問題となったのは、授乳室の入り口に掲げられた「男女共用」の文字です。
発端となったのは、あるXユーザーによる投稿です。
投稿者は、那覇空港内に設置された「男女共用の授乳室 皆様のご理解とご協力をお願いします」と書かれた看板の写真をアップ。「多様性という言葉が、世の中の秩序を破壊し得る」と強い懸念を示しました。
この投稿は瞬く間に拡散され、6600万回以上のインプレッションを記録。リプライや引用投稿では、特に女性層からの不安の声が噴出しています。
「授乳室は胸を出すデリケートな場所。カーテン一枚隔てた空間に男性がいるのは怖すぎる」
「犯罪リスクを考えていない。これでは安心して使えない」
「『多様性』の名の下に、女性と赤ちゃんの安全を差し出せというのか」
■「授乳室」か「ベビールーム」か
一方で、育児当事者からは「共用スペースの必要性」を訴える声も上がっています。
「ミルク調乳やオムツ替えはパパもやる。男性が入れる場所がないと困る」
「シングルファザーはどうすればいいんだ」
実は、那覇空港のこの施設は、手前の「調乳・オムツ替えスペース」と、奥にある「授乳用個室(カーテン等で仕切り)」で構成されています。
空港側としては、手前のスペースを「男女共用」として開放し、奥の個室を女性専用と想定していたようですが、看板に大きく「授乳室(Nursing Room)」と書きつつ「男女共用」と併記したことで、「男性が授乳エリアに入ってくる」という誤解と恐怖を与えてしまった側面が否めません。

