気になって気になって…疑惑は確信へ
ともみさんが帰宅した後、私は茫然自失といった様子で、リビングに1人残されました。夫と息子はまだ帰宅していません。
あのとき、ともみさんが何をしていたのか。ポケットに隠したものは何だったのか。
私の中の理性が、「そんなはずはない」と叫ぶ一方で、胸の奥底で、冷たい確信のようなものが膨らんでいくのを感じていました。
私は、恐る恐る、リビングの隅の木製棚に近づきました。そして、ともみさんが立っていた場所に立ち、中を開けてみました。中には、いくつかのファイルや通帳、そして「今月の生活費」と手書きした小さな白い封筒が入っています。私は、震える指でその封筒を取り出し、中身を確認しました。
…明らかに、中身が減っている。
私は、数日前に、夫がまとめて入れてくれたばかりの生活費の金額を覚えていました。大体の目安として、いつもぴったり5万円入れてもらっていたはずです。
しかし、封筒の中に入っていたのは、4万円でした。―――1万円が、なくなっている。
私はその場で、崩れ落ちそうになりました。頭の中で、2つの光景が、ぐるぐると回ります。牛乳を買いに家を出た私。そして、棚の前に立ち、何かをポケットに隠したともみさんの姿。
その夜眠れなくて、結局深夜になって眠っている夫を起こすことにしました。もう、いてもたってもいられなくなっていたのです―――。
あとがき:友達なのに…!
もしも自分の身にこんなことが起きたら「まさか友達が!」と思ってしまいますよね。それでもゆりさんが見てしまったのは紛れもない事実。しかし問い詰める勇気はなかった様子。
皆さんなら、こういう時どうしますか?
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: kgrddm
(配信元: ママリ)

