
今回は、神奈川県真鶴半島にある岩港から『緑龍丸』にて出船。ルアーで狙うアカハタ釣りを紹介する。例年よりスタートが遅れ気味であったが、ここへきてアベレージサイズがアップ!さらにカマスも回遊しているという追加情報もあるので、一緒に狙ってみた。
青い看板を目指せ!道中には24時間営業の釣具店もあり
小田原厚木有料道路または西湘バイパス石橋ICを降りて、国道135号線真鶴道路を通り真鶴有料道路方面へ。岩ICで降りて道なりに。突き当たりを右折し、さらにその先の突き当たりを右折。「岩海岸」と書かれた青い看板が目印。岩ICからの道中、24時間営業の釣具店もあるので活用されたし。
ボトムワインドはタックルがカギを握る
今回のメインターゲットはアカハタ。この魚を〝ワインド釣法〟で狙っていく。ワインドとは、タチウオやシーバスなどでよく用いられるが、ロッドを上下にシャクリジグヘッド+ワームをダートさせて魚の捕食本能に訴えかける手法だ。この釣法で最も重要なのはロッドのセレクトであり、やや激しくルアーをシャクっていくためにはシャープなアクションのものが好ましい。さらにラインスラックを出しながらの釣りになるので、アタリが分かりやすく、しっかりとアワセ。現在〝ワインド専用ロッド〟は少ないものの、7.6~8ftエギングロッドなどが代用可能。スピニングタックルで、メインラインはPE0.8号+フロロカーボンリーダー5~6号を組み合わせる。
今回は根魚のアカハタを狙う都合もあり、狙うタナは底付近。釣り方としては〝ボトムワインド〟ということになる。実際の釣り方は底から数m上でワーム+ジグヘッドをダートさせて、着底するまでの間にヒットさせるイメージだ。同じ「ワーム」を使用した釣り方でも通常のジグヘッドリグやヘビーキャロライナリグ、テキサスリグのように「ボトムから」アクションさせるのとは異なり、あくまでも〝泳いでいる〟ことを強調する。ルアーをダートさせる操作は〝エギング〟にも似ている。
8ft前後の長めのロッドは船上では取り回しにやや難があるものの、ルアーを落とし込む「フォール」は行いやすい。ストロークの利点を活かして、タナを長く探りヒットの確率が増加する。
ワーム+ジグヘッドは〝ワインド釣法〟専用のものが販売されているが、ジグヘッドはワインドに合わせた「水切り」が良い形状の物で、重さは21g~28g(3/4oz~1oz)をメインに使用する。ちなみに、アカハタは大きめのワームが効果的だ。

