3.うんちの色
健康的なうんちの色は、黄土色や茶色、少し黒い色などです。これも食べているもので多少異なり、基本的にはキャットフードの色味に近い色のうんちが出ます。
黒があまりにも濃い場合、消化器官(胃や小腸)から出血している可能性があります。このケースでは、ドロリとした形であったり、赤い血が混じっている場合も。血液が消化器官を回った結果、黒ずんだ色になっている状態です。
鮮血が見られる場合は、大腸や肛門など消化器官の最後の方で出血していると考えられます。
白いうんちは、脂肪が混ざっているためです。脂肪を分解する働きのある膵臓に異常がある可能性があります。
ちなみに、うんちに毛が混じっているのは、毛づくろいで飲み込んだ毛がそのまま出てきているケースが多いため、あまり心配する必要はありません。
4.うんちの回数
猫のうんちの回数も、健康状態を確認するバロメーターになります。ただし、個体差があるため、何回なら正常、何回なら異常という境目はありません。回数が変わっていないかでチェックするのがいいでしょう。一般的には、成猫の場合で1日1~2回排便する猫が多いようです。
毎日出ていないようであれば便秘の可能性が考えられるため、飲水量やご飯の質の見直しなどを行いましょう。できれば一度受診をして、原因究明を行うと安心です。
また、1回に出す量は、人間の親指1~2本分ほどが一般的となります。これも個体差があるため、いつもより量が異常に増えていたり減っていたりしないかで判断してください。その日の食餌量や飲水量で多少は変わるので、一時的な変化であれば心配する必要はありません。
トイレに居座る時間もチェックポイントです。大体の猫は、30秒~1分ほどでうんちを済ませます。いつもと比べてあまりにも長時間トイレにいる場合は、消化機能が悪くなっている可能性があります。

