片目だけ眼精疲労を感じるときの対処法

片目の眼精疲労が疑われるときの受診サインを教えてください
「片目だけ疲れが取れない」「片目ばかり違和感がある」という場合、次のような状況では眼科受診を検討すべきです。
休息をとっても症状が改善しないとき
痛みやかゆみ、視力低下などほかの症状を伴うとき
片目だけ明らかな充血や腫れがあるとき
症状が長引く、悪化傾向にあるとき
以上のようなサインがあれば、早期に眼科を受診して原因を調べることが重要です。眼精疲労の症状の背景に隠れた目の病気が見つかるケースもあります。「これは眼精疲労の症状だろう」と、自己判断せず眼科医の診察を受けてください。
片目だけ眼精疲労が疑われるときは、眼科でどのような検査を行いますか?
まず医師による問診で、どのような状況で片目が疲れるのか、そのほかの症状はないかなど、症状に関して詳しい問診が行われます。そのうえで、原因を探るために次のような基本的な眼科検査が行われます。
視力検査
屈折検査
眼位・両眼視機能検査
眼圧検査
細隙灯顕微鏡検査
眼底検査
光干渉断層計(OCT)
眼科ではこれらの検査を行い、本当に眼精疲労の症状なのか、症状の背景にほかの病気が隠れていないかを確認します。もし眼科の検査で特に異常が見当たらない場合、眼精疲労の診断となり、目薬や生活習慣の改善を図ります。
片目の眼精疲労に対する眼科での治療法を教えてください
眼科で原因が特定できれば、それに応じた治療や対策が行われます。
視力低下や度数ズレが原因だった場合、適切な眼鏡やコンタクトレンズの処方が行われます。今使っている矯正器具が合っていない場合は、新しい度数に作り直すことで疲労が改善します。
また、片目だけでもドライアイが見られれば、その治療を行います。人工涙液タイプの目薬で涙を補ったり、ヒアルロン酸の目薬などで角膜の保護を図ります。
そのほかにも斜視があれば、プリズム眼鏡の処方や斜視手術などで対応することもあります。そして、白内障などの病気が見つかった場合は、それ自体の治療が優先されます。
このように、片目の眼精疲労の原因があればそれに対応することで、眼精疲労の症状は改善していくことが期待できます。
編集部まとめ

目の疲れや違和感があるときは、放置せず早めの対応が大切です。ピント調節を助ける成分や角膜を保護する成分など、市販の点眼薬にも目的に応じた種類がありますが、不適切な目薬の使用は目の病気の悪化につながります。もし片目だけ見え方が違う、痛みがあるなどの異常を感じたら、眼科を受診して適切な治療を受けるようにしてください。
参考文献
『眼精疲労(目の疲れ)』(日本眼科学会)

