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筒井真理子、波瑠演じる娘・薫とのシーンは「“2人ぼっち”という言葉をキーワードにして演じました」<フェイクマミー>

筒井真理子、波瑠演じる娘・薫とのシーンは「“2人ぼっち”という言葉をキーワードにして演じました」<フェイクマミー>

金曜ドラマ「フェイクマミー」で、薫(波瑠)の母・花村聖子を演じる筒井真理子
金曜ドラマ「フェイクマミー」で、薫(波瑠)の母・花村聖子を演じる筒井真理子 / (C)TBS

波瑠と川栄李奈がW主演を務める金曜ドラマ「フェイクマミー」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第8話が、11月28日(金)に放送される。このほど、波瑠演じる薫の母・花村聖子役の筒井真理子にインタビューを実施。薫が「ニセママ」というあまりに現実離れな告白をして以来、母子の愛と信頼の絆は断絶してしまったが、第8話は聖子と薫の関係にも進展が。そんな聖子を演じるにあたっての役作りや、娘役を演じている波瑠の印象などについて語ってもらった。

■禁断の“母親なりすまし”から始まるファミリークライム・エンターテインメント

本作は、次世代を担う脚本家の発掘・育成を目的としたプロジェクト「TBS NEXT WRITERS CHALLENGE」の第1回で大賞を受賞した、園村三の同名作品をドラマ化。

正反対の人生を歩んできた二人の女性が、子供の未来のために“母親のなりすまし”という禁断の“フェイクマミー(ニセママ)”契約を結ぶことに。母親業のアウトソーシングから始まる、うそとトラブルだらけのファミリークライム・エンターテインメントだ。

大手企業で順調にキャリアを築いていたものの訳あって退職し、転職活動に苦戦していた花村薫(波瑠)は、ベンチャー企業「RAINBOWLAB」の面接を受けた際、社長を務める元ヤンのシングルマザー・日高茉海恵(川栄)と出会う。

薫は茉海恵からの依頼で、名門私立・柳和学園小学校への受験を控えた茉海恵の娘・いろは(池村碧彩)の家庭教師を務めることに。そんなある日、茉海恵から「お受験の日、私の代わりに“ママ”として面接を受けてほしい」と持ち掛けられる。

もしバレてしまったら刑罰に問われる可能性があり、入学後のことも考えて断る薫だったが、やがて二人は、禁断の“フェイクマミー(ニセママ)”契約を交わすことに。そんな母娘の前にはさまざまな問題が立ちはだかっていく。


■「この作品が描く“家族の在り方”に心を静かに動かされた」

――脚本を読んだ時、どんな印象を持たれましたか?

物語が進むにつれて、次の展開が本当に待ち遠しくて。どこか危うさも感じながら「この先どうなっていくんだろう」とハラハラしました。

もう一つ感じたのは、血縁だけが家族じゃない時代に、この作品が描く“家族の在り方”に心を静かに動かされたことです。血のつながりを超えた幸せの形とは何か。そんなことを考えさせられました。現代的でもあり、もしかしたら普遍的なテーマなのかもしれません。

私の知り合いにも、「理想的な家族像を押し付けられるのがつらい」と話す方がいて、そういう方にとっても、このドラマは優しく寄り添ってくれる気がしました。


――花村聖子を演じるにあたって、どのような準備をされましたか?

聖子さんは大腸がんを患っている設定なので、抗がん剤の副作用なども調べました。監修の方から「最初の服用時は吐き気で何度も吐いてしまう」と聞いて、やせ細るんだろうなと考えましたし、個人差はありますが皮膚の色も変わるということで聖子さんらしくなるようにメイクさんと話し合いながら調整しています。

私が参加しているシーンは必ずしも時系列どおりに撮影されるわけではないので、その時点の病状がどの段階なのか「ここは”瘦せ具合1”」「ここは”少しやつれている状態”」と、細かくメモを取りながら臨みました。物語の流れとして映像が自然につながるよう、体重や表情の変化も含めて丁寧に整えることを心がけています。

ただ、それらの工夫が“努力しているように”見えてしまっては意味がないとも感じています。あくまで画面の中では何事もないように、物語に溶け込むことの大切さがあると感じています。


■波瑠の演技は「大げさに表現しなくても感情が伝わる」

――母親としての愛情や複雑な感情も大きなテーマですよね。

聖子さんは愛情ゆえに、自分の価値観を娘に押し付けてしまうタイプ。でも本人にはその意識がほとんどない。全て“愛”から出ているので、そこは繊細に、柔らかく演じたいと心がけています。


――東大卒で一流企業に勤める自慢の娘を持つ母親でもあります。演じていていかがでしたか?

薫はきっと小さい頃から優秀で、順調だったんでしょうね。家庭教師の先生に夜食を出したり、こまめに世話を焼いたりするような母親だったと思います。演じていて楽しいですよ。


――親子役を演じるうえで、波瑠さんとはどんなコミュニケーションを取っていますか? 印象も合わせて教えてください。

波瑠ちゃんとは以前、バラエティ番組でご一緒したことがあって、その時からとてもクレバーで落ち着いた印象がありました。薫役にぴったりだと思っていたからこそ、最初はあまり親しく話し過ぎず、彼女の持つ空気をそのまま感じながら化学反応を楽しみたいと思っていたんです。

実際に撮影が進むうちに、親子としての温かい距離感が自然に生まれましたし、合間には「酵素玄米」を教えてもらったりもして(笑)。

彼女は表情に透明感があって、心の動きが静かににじみ出るんです。大げさに表現しなくても感情が伝わる。彼女には伝えていないですが、とても落ち着いていて、バランス感覚のすばらしい方だなと感じました。


――第6話では母娘が激しく衝突し、第8話では本心で向き合う場面も描かれます。筒井さんご自身は、2人の関係をどう捉えていますか?

薫は学生の頃に父親を亡くしていて、そこからは母娘2人で支え合って生きてきたと感じたので、私の中では“2人ぼっち”という言葉をキーワードにして演じました。

だけど、対立する時はその“2人ぼっち”の中で、お互いに本音を言えなかったことがぶつかってしまう。薫の告白はあまりに現実離れしていて、混乱の中で聖子さんは「出てって」としか言えなかったんだろうなと思います。

聖子さんはある時は薫を支えたり、ある時は言い過ぎてプレッシャーになったりする存在だけど、半分は娘のために「(茉海恵と)縁を切って来なさい!」みたいな気持ちもどこかにあったのかなと。

「あなたならできるでしょう」という思いから、「縁を切ってきて」というセリフを言わせてもらおうか悩み、実は監督に相談させてもらったことも。その告白のシーンのおかげで、母娘の感情がとても複雑になったのではないかと思います。

■第8話は「薫を見守ってくれる人たちの存在にも注目」

――川栄さん、黒木竜馬役の向井康二さんとの共演はいかがでしたか?

川栄さんって、気持ちがすごくダイレクトに伝わる方ですよね。うそがなくて、ストレートで。表情にも力があって、感情のエネルギーが真っすぐ届くんです。

聖子さんが茉海恵を信じていく心の変化を描く場面があるんですが、ドラマなので気持ちの変化までの展開が速い。でも、川栄さんだったら私の気持ちも自然にそちらへ連れていってくれるだろうと。実際に一緒に演じてみて、その“説得力”をすごく感じました。

波瑠ちゃんはとても正直で、心の揺れやニュアンスが繊細ににじみ出てくる俳優さんです。川栄さんは、おなかの底からポンと感情が出てくる感じ。どちらも本当に魅力的で、タイプの違う“ストレートさ”を持っているなと思います。

向井さんは、とにかく明るくてムードメーカーで、周囲を自然にぱっと明るくしてくださる方です。役柄としても“場を和ませる存在”ですが、ご本人もまさにそのまま。コミュニケーション力も高く、現場をいつも前向きな空気にしてくれます。

でも、ふとした瞬間に、とても繊細でどこか寂しそうな眼差しをされることがあって、そのギャップに思わずドキッとするんです。私の誕生日には素敵なプレゼントまでくださって、「もう婿に来てほしい!」と思うほどでした(笑)。

皆さんがそれぞれの役をしっかりと背負われていて、その魅力が作品に自然と溶け込んでいる。だから私も、ただ“聖子としてそこにいればいい”と思えるんです。無理なく相手に反応できる撮影現場で、とてもありがたいです。改めて、この作品に参加できて本当に良かったなと思います。


――最後に、第8話の見どころと視聴者へのメッセージをお願いします。

より母娘の関係が深くなっていくので、お互いを理解し合っていく過程を丁寧に見ていただけたらうれしいです。反発し合いながらも、ちゃんと理解し合っていく。そのリアルな関係性が届いたらいいなと思います。

それから、薫を見守ってくれる人たちの存在にも注目してほしいですね。聖子さんは娘に“温かさを感じるコミュニティ”を作ってあげられなかったけど、今の薫には支えてくれる人たちがいる。ゼロだった安心感が少しずつ増えていき、茉海恵さんといろはちゃん(池村碧彩)と竜馬くんたちとの温かい関係性が伝わればいいなと思っています。

“万歳!”まではいかないけれど、そこまで“うまくいかない感じ”がまたリアルで切なくていいんですよね(笑)。ぜひ楽しみにしていてください。


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