【コメント動画あり】俳優・我妻三輪子さんに聞く、ステップファミリーとしての家族のかたち

【コメント動画あり】俳優・我妻三輪子さんに聞く、ステップファミリーとしての家族のかたち

「親だから」とかっこつけない。娘には、涙も弱音も見せている

ーー家族の絆を感じた瞬間を教えてください。 ‎

我妻:普段は、娘は夫のことを「パパ」ではなく、下の名前の「ハルキ」と呼んでいます。でも、娘が友だちと遊んでいた時、友だちから「ハルキって誰?」と聞かれていて。娘は普通に「パパだよ」って答えていたんです。一度も面と向かって「パパ」と言ったことがなかったのに、娘は夫のことをパパとして認識してくれていたんだなとびっくりしました。
最近では、夫と娘だけが風邪をうつし合っていて「家族っぽいな」と感じます(笑)。なんだか娘と夫の仕草や喋り方も似てきて、面白いですね。

ーー子育てをする上で大切にしていることや意識していることを教えてください。 ‎

我妻:親だからといって、なるべく背負いすぎず、無理せず、かっこつけないようにしています。「何でも知っている」とか「笑顔でいなきゃ」と思わず、娘とは対等な関係でいることが大切だと思っていて。例えば、学校の勉強も一緒に問題を解いて、お互いに教え合っています。小学1年生の勉強でもあなどれなくて(笑)。
もちろん娘を叱ることもありますが、そういう時は威圧的にならないように、最後に「聞いてくれてありがとう」と伝えるようにしています。
また、落ち込んでいたり疲れている時も素直に「ママいま落ち込んでるんだ」「今日悲しいことがあったんだ」と伝えるようにしていて。それに私は小さいことですぐ泣いてしまう性格なので、娘の前でも泣いちゃうこともあります。そうやって大人の弱い部分も見せると、娘も「マイナスなことを言っても良いんだ」と思えて、安心して悩みや困り事を話しやすくなるんじゃないかなと思っています。
あとは娘の自己肯定感を育てるようにしています。そのためには、信じられないぐらい小さいことでも褒める。例えば最近だと、朝学校に行く時に「葉っぱが赤くなったね」と娘が言っていて。そんな時、「紅葉が始まったことに気づくなんてすごい!」と、褒める。どんな些細なことでも褒めて育てて「生きているだけでも十分」「健康でいるだけですごい」ということをわかってもらえたらと思っています。 ‎

ーー子育てに迷うことはありますか? ‎

我妻:あります、あります!娘は本当にしっかりしていて優しい子なので、逆に心配もあります。私がうっかり者な分、しっかりさせてしまったかも…とも思います。私が泣いたらティッシュを持ってきてくれるし、寝かしつけのようなこともしてくれるんですよ。だからこそ娘に嫌なこととがあった時は、それをちゃんと伝えてもらえるような親でいたいと、いつも思っています。
それに娘はすごく怖がりで、映画『すみっこぐらし』で泣いちゃうくらい。それくらい感受性が高い分、どんなエンターテイメントを見せれば良いのかは悩みのタネです。YouTubeデビューもまだしていないし、親に似てラジオばかり聞いています。刺激が強いものは避けたいと思う反面、今の時代、これで大丈夫なのかと心配になることもありますね。

自分がご機嫌になれる方法をいくつか見つけて

ーー俳優として、母として、女性としてのバランスはどのようにとっていますか? ‎

我妻:全然取れていないなくて、いつもてんやわんやしています(笑)! 夫や両親、友だち、マネージャーさんに支えてもらいながらやっと仕事ができている感じです。
強いていうならば、ご褒美時間として定期的に美容サロンに行くようにしています。そういった時間をとることで、なるべく自分がご機嫌でいられるように心がけています。そうそう、最近はペディキュアも塗り始めました。家族しか見ない場所ですが、自分がご機嫌になるためにやっています♪

ーー日常の中で幸せを感じる瞬間やリフレッシュ法を教えてください。 ‎

我妻:娘を送り出した後に、夫と喫茶店に行くことです。朝の忙しさを乗り越えた「お疲れさま」の時間ですね。特に月曜日の朝は、お互いのスケジュールを空けるようにして、その週の予定や話したいことを共有し合う場としての喫茶店タイムを設けています。
他には娘と一緒に習っている陶芸も楽しい時間ですね。集中して黙々と作業する時間がリフレッシュになっています。それに娘が作った食器でご飯を食べると本当に幸せを感じるんです。一人でできるリフレッシュとしては、ピラティスと映画です。家の近くに映画館があるので、娘を寝かしつけたあと、夜に映画館に行くと解放感を感じます。

娘ちゃんとのお出かけの時は、ミニサイズの図鑑と、リフレッシュアイテムのロールオンのオイルを持ち歩いているそう。

ーー家族の関係に悩んでいる方や子育てに迷いを感じているママにどんな言葉をかけたいですか? ‎

我妻:毎日お疲れさまです。今日も家族が生きてくれているなら、花丸だと思います。ママたちは十分がんばっているので、コンビニで甘いものを買うなど、小さなリフレッシュをたくさんしてください。 ‎

ーー最後に、今のご家族とお子さんへの思いを一言お願いします。 ‎

我妻:「Always Love you」です!仕事で朝や夜に会えない時、ちょっとした置き手紙に必ず書く言葉です。「いつも愛しているよ」という気持ちを、毎日伝えるように心がけています。

◾️プロフィール
我妻 三輪子(わがつま みわこ)
1991年2月11日生まれ、東京都出身。2002年、ファッション雑誌『ニコラ』の第6回読者モデルオーディションでグランプリを受賞し、専属モデル(ニコモ)として活動。その後、俳優として映画『さよなら歌舞伎町』(15年)、映画『ヒロイン失格』(15年)、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(16年)、連続ドラマ『100万円の女たち』(17年)映画『劇場版 きのう何食べた?』(21年)など数多くの作品に出演。15年11月、一般男性と結婚。19年4月、第1子女児を出産。22年10月、離婚を報告。23年12月、俳優の中川晴樹と結婚を発表。

配信元: mamagirl

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