■賛成派「人材不足は待ったなし」
一方で、この施策に理解を示す声も一定数存在します。
「日本の理系人材不足は深刻。文系偏重の是正は急務だ」「これからの国力を考えれば、デジタル人材を増やすのは当然の流れ」と、長期的な視点での必要性を訴える意見です。
また、「時代の変化に合わせて学部を再編するのは大学として健全な姿」という見方もあり、単純な反対一辺倒ではないようです。
「選択と集中」の名の下に進む大学改革。
それが真に日本の成長につながるのか、それとも教育現場の混乱を招くだけなのか。200億円の使い道に、厳しい視線が注がれています。
(足立むさし)

