●「ウェブ参加が不利にならない運用を」
ただ、一般的には、最高裁の法廷に立ったことがない弁護士も少なくない。
そのため「最高裁で弁論が開かれるとなれば、多くの弁護士は実際に最高裁まで足を運ぶと思う」とも語る。そのうえで、久保弁護士は次のように述べた。
「今回が、最高裁での初めてのウェブ弁論だったとは知らなかったが、最高裁のIT化が遅れているというわけではなく、単に最高裁がウェブ弁論を開く機会がなかっただけではないか。ウェブで口頭弁論に参加したことで不利益が生じるような運用にならないことを望みたい」

