パック豆腐の水切り、必ずやるべき? 豆腐メーカーが回答「料理によって…」

パック豆腐の水切り、必ずやるべき? 豆腐メーカーが回答「料理によって…」

パックの豆腐には水が入っていますよね。

調理前に水切りをする人は多いと思いますが、そもそも水切りはしたほうがよいのでしょうか。また、水切りをする場合はどのような方法がいいのかも気になるところ。

有名な豆腐メーカーである、さとの雪食品株式会社(以下、さとの雪食品)に取材しました。

豆腐の水切りは「料理によっては必要」

まず水切りの必要性について、さとの雪食品からは以下のように説明がありました。

豆腐の水切りは、すべての料理に必ず必要というわけではありません。

冷ややっこやお味噌汁など、豆腐のやわらかさやみずみずしさを生かしたい料理では、水切りせずそのまま使ってOKです。

一方で、炒め物・焼き物・揚げ物・和え物など、水分が多いと味がぼやけてしまう料理では、水切りをしたほうがおいしく仕上がります。

豆腐の写真

画像提供:さとの雪食品株式会社

また、水切りをする主な理由としては、このようなことが挙げられます。

・余分な水分を抜くことで味がよく染み込む。

・加熱しても崩れにくくなる。

・食感が引き締まり、風味が濃く感じられる。

水切りは必ずしも必要ではないものの、料理がよりおいしくなることもあるのですね。

メーカーおすすめの『水切りの方法』とは

さとの雪食品に『おすすめの水切りの方法』をうかがったところ、以下の3つを教えてもらいました。

1.重しを使う基本の水切り

豆腐をキッチンペーパーで包み、上に皿やまな板などをのせて10~30分置きます。

自然に水が抜け、しっかりとした食感になります。ペーパーが水を吸いきったら途中で取り替えると、より効果的です。

2.ざるに上げて自然に水を切る

ざるの上に豆腐を置き、10~20分ほど置いておくだけでもOK。軽く水気を抜きたい時に向いています。

3.さいの目に切ってゆでる

豆腐をさいの目に切り、熱湯で1~2分ほどゆでてからざるに上げる方法もあります。

ゆでることで表面が引き締まり、余分な水分が抜けて崩れにくくなります。炒め物や煮物など、加熱調理に使う際におすすめです。

配信元: grape [グレイプ]

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