血圧160以上だとどのような症状・リスクがある?
収縮期血圧が160mmHg以上である場合、Ⅱ度高血圧と言えます。自覚症状はあまりないことも多いですが、さまざまなリスクがあると考えられます。
血圧160以上で起こりうる症状
収縮期血圧が160mmHg以上でも、自覚症状がないことが多いです。収縮期血圧が180mmHg以上のいわゆる高血圧緊急症となって初めて、頭痛などの自覚症状がみられることも多いです。しかし、160mmHg程度でも頭が重い(頭重感)、朝に頭痛がするなど軽い症状がみられることもあります。このような症状がある場合には、自宅で血圧を測ってみましょう。
血圧160以上で起こりうる健康リスク・病気の危険性
収縮期血圧が160mmHg以上で症状がなかったとしても、放置することは危険です。
今までの研究から、血圧120/80mmHgを超えて血圧が高くなるほど、脳卒中、虚血性心疾患、心不全、心房細動、慢性腎臓病、認知症のリスクが上昇することが分かっています。収縮期血圧が160mmHg以上を放置することで、動脈硬化が進行し、これらの病気が発症する危険性が増します。なるべく早めに生活習慣を改め、それでも低下しない場合には内服治療を考えましょう。早めに内科・循環器内科を受診することをお勧めします。
血圧が160以上になる主な原因は?
高血圧となる原因はさまざま考えられます。この中でも主となる原因について解説いたします。
塩分の摂りすぎ
日本人の高血圧の原因として塩分の過剰摂取が挙げられます。特に日本人は塩分摂取が多いと言われており、令和5年の国民健康・栄養調査によると日本人の塩分摂取量は男性で平均10.7g/日、女性で平均9.1g/日でした。健康日本21では塩分摂取量の平均値を7g/日未満とすることを目標としています。減塩をすることで血圧値が低下することは多くの研究で証明されています。まず減塩から始めましょう。
肥満
近年は、特に男性で肥満に伴う高血圧が増加傾向にあります。肥満は動脈硬化の原因ともなります。BMI25kg/m2以上の肥満の場合には、食事や運動に気を付けて減量を心がけましょう。
飲酒・喫煙
アルコール摂取は血圧が上昇する原因となります。アルコールは日本酒で平均一日1合以下の節酒がおすすめです。
喫煙も血圧上昇に影響します。禁煙をするようにしましょう。
運動不足
有酸素運動や筋トレなどのレジスタンス運動を組み合わせて運動を行うことが推奨されています。運動をすることが、糖尿病や脂質異常症、肥満などの生活習慣病の発症予防にもつながります。高血圧は家族性の要因も強いと言われていますが、上記の様な生活習慣に気を付けることで発症を予防することができます。できることから少しずつでも始めましょう。

