各店では、日本で唯一水揚げされる駿河湾の桜えびや、南アルプス南部の山麓で育てた川根本町の高品質なユズなど静岡の旬の食材を活かし、料理人や店主の技が光る逸品を楽しめる。
今回は、日本料理をはじめ、テイクアウトメニューやお土産品もそろう本イベント参加店の一部を紹介!

■特別メニューに使用される「しずおか中部5市2町」の食材をチェック!
特別メニューの主役となる「しずおか中部5市2町」の食材は、地域の風土が育んだ名産品ばかり。たとえば、静岡市の「折戸なす」は徳川将軍家に献上された記録を持つ伝統野菜で、丸みのある形と濃厚な味わいが特徴だ。
そのほかにも、清水区三保を中心に栽培される高級中玉トマト「レッドオーレ」は、フルーティーで酸味が少ない人気の品種。また、日本では静岡市の由比港と静岡県焼津市の大井川港でのみ漁が許されている希少な「桜えび」は、生で食べると甘味たっぷり、かき揚げにすると香ばしさが格別なのだとか。
島田市では、企業の技術を活かした独特の食感が楽しめる「ハナビラタケ(ホホホタケ)」が栽培され、“幻のキノコ”と呼ばれている。吉田町の「シラス」は良質なプランクトンを食べて育つため、生・釜揚げともに鮮度が抜群。川根本町では香り高い「ユズ」とその加工品が作られ、料理やスイーツに重宝されているそうだ。

■静岡の名産品を王道の日本料理で堪能
ここからは、各店で提供される特別メニューをご紹介。まず「日本橋ゆかり」では、折戸なすの味噌田楽をはじめ、桜えびや銀杏を合わせたかき揚げ、ホホホタケと自然薯の柚香煮、そしてレッドオーレのジェラートといった、創意あふれる料理をコースで食べられる。3代目となる野永喜三夫さんが手掛ける、宮内庁ゆかりの老舗ならではの味わいだ。

明治22年創業の「日本橋 蛇の市本店」では、駿河湾の生桜えびと吉田町産の生シラスを軍艦巻きに仕立てており、食べれば江戸前鮨の技を体感できる。伝統の煮詰め穴子にも注目だ。

「日本橋だし場 はなれ」では、折戸なすと桜えびを贅沢に使い、だし専門店「にんべん」のだしで炊き上げた特製炊き込み御膳を用意。数量限定の味わいを、だしの魅力とともに堪能できる。

■お土産品やフレンチとのマリアージュなど絶品メニューが勢ぞろい
テイクアウトできる特別メニューも。300年以上続く練り物店「日本橋 神茂」からは、川根本町産の香り高いユズと大葉を合わせた職人仕込みの「ゆず丸」が登場。今の時季はおでん種としてもうってつけだ。

フレンチレストラン「La Paix」(ラぺ)ではホホホタケを主役に据え、大瀬戸産イサキの炙りをマリネ仕立てのグレッグに。ミシュランガイドで一つ星に選ばれたフレンチの名店が手掛けるこのメニューは、期間限定の前菜としてランチとディナーのコースで味わえる。

そして、大正11年創業の老舗カステラ店「文明堂カフェ」では、数量限定の「しらすパンケーキ」を提供。文明堂特製の三笠山の生地を焼き上げ、吉田町直送の釜揚げシラスとチーズクリームソースを合わせた、唯一無二のメニューだ。

王道の日本料理から気軽に楽しめるものまで、静岡県産食材の魅力を満喫できる本イベント。地元の恵みを感じる料理で、食欲の秋を締めくくってみてはいかがだろうか。

※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

