9月に開催された「Campus Connect」
「Campus Connect」第一弾として9月に開催された、広島女学院中学高等学校における東京大学キャンパスツアー・大学生交流会の様子を紹介しよう。

同プログラムは、広島女学院中学高等学校の課外学習の一環として、東大生との交流により生徒の受験への意識を高めるとともに、東大などの難関大学を含めた幅広い進路の選択肢を提示することを目的に、東京大学キャンパス内にて開催。
広島女学院中学高等学校中学3年生・高校1年生のうち、希望者22名が参加した。

パネルディスカッションでは、進路選択の体験談や大学での授業内容をテーマに、女性大学生が自身の体験を語ったそう。グループトークでは、東大生1名につき5人程度のグループに分かれ、勉強法や進路の悩みなどについて自由に対話した。
参加した生徒からは、「東大が身近に感じられた。自分の成績を見て勝手に諦めていたけれど、目指してみようと思います」「今までは絶対に無理だと思っていたけれど、自分の生活や行動によって変われることを知って、頑張れるかもしれないと感じました!」「皆さんすごく親切で、受験期のノートや大学で学んでいる教材を見せてくださりました。とても参考になりました」との声が。
広島女学院中学高等学校 進路指導部長の國岡健太郎氏は、「少人数のグループに分かれて東大生と話せたことが、生徒からも好評でした。
また『東大生は天才にしかなれないと思っていたが、皆さん努力した上で進学していることがわかった』という声もありました。そのように感じてくれたのは、教員として大変嬉しく思います。
交流会を通じて進路への前向きな気持ちや興味がある分野が生まれることで、今後の学習もより充実するのではないでしょうか(一部抜粋)」とコメントしている。
ichihimeの取り組みに注目!
女子中高生がジェンダーや周囲の環境に左右されることなく、自分の興味や可能性を信じて、自分らしく進路を選択・挑戦できる社会の実現を目指すichihime。同法人では、女子中高生を対象とした進路選択支援イベントや、女性大学生とのオンラインコミュニティを企画運営している。
2025年に始まった、女子中高生が大学や学びを身近に感じ、自分の将来を主体的に描くきっかけを提供する「Campus Connect」にも注目してみては。
ichihime公式ウェブサイト:https://ichihime.org/
(佐藤ゆり)
