簡単に罠にかかった…!
「最近は習い事費用もかさむし、家計管理が大変だよね。うちも家計簿つけてるけど、いつの間にかお金がなくなってるって感じで」
そう言って、ともみさんの反応を、注意深く見ました。すると、ともみさんは、目を逸らしながら「そうそう、お金の管理って大変よね~」と、他人事のように、淡々と言いました。
まるで、私の言葉を白々しく「白を切っている」ように、私には感じられました。あの日の光景を目の当たりにした私には、その態度が、どうしても嘘をついているようにしか思えなかったのです。
そして、私は、次のステップへと移りました。
「それとね、今度の日曜日、うちに来ない?またカフェオレ買っちゃったの!またお茶会しない?」
私は、努めて明るい声で、ともみさんを誘いました。
「いいの? もちろん行かせてもらうよ」
ともみさんは、うれしそうに微笑みました。その笑顔は、純粋で無邪気な、私が知っているともみさんのものでした。しかし、私の心は、すでに氷のように冷えていました。
「夫が子どもたちを公園に連れて行こうかなって言ってたから、また2人でのんびりしようよ」
そう付け加えると、ともみさんの目は、一瞬、キラリと光ったように見えました。気のせいでしょうか。
「わかったわ。楽しみにしているね」
ともみさんは、弾んだ声でそう答えました。私と夫の計画は、着実に進んでいる。そう感じました―――。
あとがき:頼り甲斐のある夫
夫も協力的なことで、ゆりさんも冷静さを維持できているのでしょう。
2人が一緒に対策を練り、自分たち家族の生活を守ろうとする姿勢がうかがえるシーンです。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: kgrddm
(配信元: ママリ)

