「副腎腫瘍」の前兆に注意! 太っていないのにお腹だけ出るのはなぜ?【医師監修】

「副腎腫瘍」の前兆に注意! 太っていないのにお腹だけ出るのはなぜ?【医師監修】

副腎腫瘍の治療

副腎腫瘍の治療には、手術療法、化学療法(抗がん剤治療)があります。悪性の疑いが強い場合やホルモン産生の異常をきたす機能性腫瘍の場合は、手術によって腫瘍を摘出することが一般的です。
非機能性腫瘍で腫瘍が小さい場合は、定期的に検査をしながら経過観察となることも多いです。しかし腫瘍が大きくなっていく傾向がみられた場合には、悪性の可能性を疑い、摘出手術が検討されます。

手術療法

副腎腫瘍の手術は、腹腔鏡手術で行われることがほとんどです。腹腔鏡手術が困難な大きな腫瘍の場合などは、開腹手術を行います。
機能性の良性副腎腫瘍の場合、手術で腫瘍を摘出することで症状の改善が期待できます。

化学療法(抗がん剤治療)

手術によって腫瘍を切除することが難しい場合や腫瘍が再発した場合などは、化学療法(抗がん剤治療)を実施します。また、手術後に再発予防の目的で化学療法を実施することもあります。

副腎腫瘍になりやすい人・予防の方法

副腎腫瘍の原因は明らかになっていませんが、発症に年齢との関係が報告されている副腎腫瘍もあります。

例えば、悪性の副腎腫瘍である副腎皮質がんは、100万人に約1〜2人とまれながんですが、10歳未満の小児や30〜40歳代で発生しやすいことが報告されています。

また、褐色細胞腫を発症する可能性が高いとされている多発性内分泌腫瘍症(MEN)は遺伝性疾患であるため、家族に多発性内分泌腫瘍症の方がいる場合、副腎腫瘍を発症するリスクが高まる可能性があります。

副腎腫瘍の予防方法は確立されていませんが、副腎腫瘍の初期症状は無症状であることも多いため、定期的に健康診断や人間ドックを受け、異常があった場合には早期発見・早期治療することが重要です。


関連する病気

原発性アルドステロン症

クッシング症候群褐色細胞腫

悪性褐色細胞腫

副腎皮質癌

プレクリニカルクッシング症候群

多発性内分泌腫瘍症

内分泌非活性皮質腺腫

骨髄脂肪腫

神経節腫


参考文献

日本泌尿器科学会 日本内分泌外科学会 2022年版 内分泌非活性副腎腫瘍診療ガイドライン

国立研究開発法人 国立がん研究センター 東病院 副腎腫瘍

独立行政法人国立病院機構 四国がんセンター 副腎腫瘍

一般社団法人 日本内分泌学会 副腎

国立研究開発法人 国立がん研究センター 希少がんセンター 副腎皮質がん(ふくじんひしつがん)

一般社団法人 日本内分泌学会 多発性内分泌腫瘍症(Multiple Endocrine Neoplasia:MEN)

配信元: Medical DOC

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