猫が『香箱座り』をする理由4選 可愛い姿勢に隠された心理まで解説

猫が『香箱座り』をする理由4選 可愛い姿勢に隠された心理まで解説

1.リラックス

完全に手を隠した香箱座りの猫

香箱座りは、猫が安心しているときに見せる姿勢です。体の下に足を折り畳んだ状態だと、いざというときにすぐに立ち上がることができません。そのため、猫がきれいに前足を隠すようにしている香箱座りは、その場所を安全だと思っている証拠だと考えられています。

さらに、目を半分閉じていたり、耳やひげから緊張が感じられないようなら、完全にリラックスしていると考えて良いでしょう。触ったり追いかけたりせず、そっと見守ってあげてくださいね。

また、リラックスした香箱座りが入眠儀式になっている猫もいるようですよ。

2.やや緊張

片手を床に付けた香箱座りの猫

香箱座りはリラックス時だけでなく、少し緊張しているときにも見られます。

前足の片方だけ折り畳んだだけで、もう片方は足の裏を床につけているようなときは、攻撃を受けてもすぐに逃げられるように警戒している状態です。また、弱点であるお腹を守ろうとしている状態でもあります。

このようなときは、まわりの状況の変化を察知するために耳を少し後ろに倒していたり、目つきが鋭くなっていたりしていることが多いでしょう。

緊張の理由には、知らない人や他の動物の存在、突然の大きな音など、ちょっと気になる音やニオイを察知したといったことが考えられます。

少しとはいえ、緊張をしている状態ですから、無理に触ったり声をかけたりせず、猫が警戒を解くまでそっとしておくのが良いでしょう。

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