かぼちゃは煮物やサラダなど定番料理が多く、使いかたに悩むこともあまりないかもしれませんが、意外と「もったいない」食べかたをしている人もいるかも…!?今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、かぼちゃの「もったいない」ポイントとおすすめ解決策を教えてもらいます。
ワタをそのままにしていたら「もったいない」!
かぼちゃは日持ちする野菜のイメージがあるかもしれませんが、それは果肉や皮の部分だけで、中心付近のワタがある部分は水気が多くカビが生えやすいという特徴があります。そのため、せっかく買ってきたらワタはすぐに取り除かないと「もったいない」!とにかくまずはワタの部分をスプーンなどで取り除いて、ラップでぴっちり包んで冷蔵庫へ。これだけでかぼちゃの保存期間をかなり延ばすことができます。
ちなみにワタは食べることができ、果肉と一緒に煮てもいいですし、細かく刻んでスープにしてもOK。ただくり返しになりますが、カビが生えやすいので早めに食べてしまいましょう!
水っぽいかぼちゃを捨てたら「もったいない」!
かぼちゃはホクホク食感がおいしいのに、たまに水っぽくべチャッとしたハズレのかぼちゃに当たってしまうことがありますよね…。でも、そんなハズレのかぼちゃを捨てずに済む方法があります!おいしくないかぼちゃを復活させるためには、水分を飛ばすこと、油でコーティングすること、香りや風味を足すことが有効です。たとえば、すでに煮物にしてしまったかぼちゃであれば、バターを熱したフライパンでそのまま炒めてみると、水分が抜けてバターのコクがプラスされます。
また、一部を食べておいしくなかったかぼちゃの残りを使う場合は、煮物よりもきんぴらや天ぷらにするのがおすすめ。きんぴらを作るときはゴマ油で香りを足して、醤油で風味を加えることで食べやすくなります。

