“内見なし”で引っ越しして大丈夫!?
進学、就職、転勤――。新生活のスタートはワクワクするものですが、遠方への引越しとなると話は別です。
交通費も時間もかかるため、「内見(下見)」に行くべきかどうか悩む人は少なくありません。
「今はオンライン内見もあるし、写真もたくさん載ってるから大丈夫でしょ」そう思って契約してしまうと、引越し当日に膝から崩れ落ちることになるかもしれません。SNSやネット掲示板で話題の「内見論争」から、リアルな失敗談と対策をまとめました。
■落とし穴1:「臭い」と「音」は写真に写らない
内見必須派が最も強く主張するのが、五感でしか分からない情報の重要性です。
「部屋の写真は綺麗だったけど、行ってみたら1階が飲食店で、共用部が常に油の臭いだった」
「窓を開けたら、隣の工場の稼働音が一日中響いていた」
これらは間取り図や画面越しでは絶対に伝わってきません。特に「臭い」は生活の質に直結するため、「鼻で確認するためだけに新幹線代を払う価値はある」という極端な意見さえあるほどです。

