歯列矯正治療の基礎知識

まず、カウンセリングで希望や不安点を確認し、治療内容を共有します。無料で実施する歯科医院もありますが、数千円程度の費用がかかる場合もあります。
次に、レントゲン撮影や口腔内検査などの精密検査を行い、骨格・歯並び・むし歯や歯周病の有無などを詳しく確認します。
異常があれば先に治療を行い、状態が整い次第、歯列矯正治療を開始します。 検査結果をもとに、歯科医師が治療方法や期間、そして費用を提案します。契約が済むと治療が開始され、費用は内容にもよりますが数十万円から数百万円程度が目安といえます。
通院は初期段階で1〜2週間に1回、安定してからは1〜2ヶ月ごとになることが多く、全体の治療期間は2〜3年ほどです。 装置を外した後は、保定期間に入り、後戻り防止のための保定装置を装着します。
この期間も数ヶ月に1回の定期検診が行われ、歯並びの安定を確認します。 このような流れで、歯列矯正がすすめられます。 子どもと大人で歯列矯正の方法に違いはありますか? 子どもと大人は、歯列矯正の方法も異なります。
大人の場合は骨の成長が完了しているため、ワイヤー矯正やマウスピース型矯正などで歯を直接動かす治療が中心です。
一方、子どもは顎の成長や歯の生え替わりがあるため、さまざまな矯正装置を使用して、顎の成長と歯の生え替わりを正しい方向に誘導する治療を行います。
乳歯と永久歯が混在する混合歯列期(1期治療)と、永久歯が生え揃った2期治療とで、治療方針を分けるのが一般的です。
編集部まとめ
むし歯がある場合でも歯列矯正治療は可能ですが、健康な口腔環境を整えることが成功の第一歩です。
歯列矯正中はむし歯や歯周病のリスクが高まるため、日々のケアと定期検診を欠かさず行いましょう。
また、治療を始める前には、信頼できる歯科医師に相談し、自分の状態に合った治療計画を立てることが大切です。
参考文献
矯正治療Q&A | Science Tokyo 旧・東京医科歯科大学
東京女子医科大学 歯科口腔外科
矯正歯科 | 東京歯科大学水道橋病院
この記事の監修歯科医師
中山 雄司歯科医師(おとなとこどもの歯並び中山矯正歯科・小児歯科西大寺)
出身大学:大阪歯科大学歯科矯正学講座 / 経歴:2012年3月大阪歯科大学卒業 / 2018年3月大阪歯科大学大学院歯学研究科博士課程終了 / 2019年4月大阪歯科大学歯科矯正学講座助教 / 2021年4月大阪歯科大学附属病院矯正科診療主任 / 2024年6月おとなとこどもの歯並び中山矯正歯科・小児歯科西大寺開院 / 2025年1月大阪歯科大学大学院歯学研究科(歯科矯正学)講師(非常勤) / 取得資格:日本矯正歯科学会認定医 / 所属学会:日本矯正歯科学会/ 近畿東海矯正歯科学会 / 日本舌側矯正歯科学会 / 日本顎変形症学会 / 近畿矯正歯科研究会
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