■全国の覇者は「今川焼」!
中にあんこが入った、あの円形の厚焼き和菓子。あなたはなんと呼んでいますか?
「今川焼」「大判焼き」「回転焼き」……。地域によって呼び名が異なり、ネット上でも度々“きのこたけのこ戦争”並みの論争を巻き起こすこのテーマについて、ついに公式な「勢力図」が発表されました。
冷凍食品大手のニチレイフーズが、全国1万4000人を対象に行った調査によると、最も多くの都道府県(19エリア)でトップに立ったのは「今川焼」でした。
特に関東・甲信越・北陸エリアでは圧倒的な強さを誇り、全国的にも「標準語」としての地位を確立しているようです。
■西日本は群雄割拠? 九州は「回転焼き」一色
一方で、地域ごとの特色も鮮明に出ました。
北海道や中国・四国地方で優勢なのは*「大判焼き」(15エリア)。
そして特筆すべきは九州地方。なんと全県で「回転焼き」(9エリア)がトップを独占し、圧倒的なシェアを誇っています。
さらに面白いのが兵庫県。「御座候(ござそうろう)」という有名店の名前がそのまま呼び名として定着しており、調査でも「地元に馴染んだ固有のブランド名」がトップになるという独自路線を貫いています。
山形県の「あじまん」など、ローカル色が爆発しているのも興味深いですね。

