乳がん検診の受診間隔
厚生労働省のガイドラインでは、40代以上の女性は2年に1回の頻度での乳がん検診が推奨されています。乳がん検診では問診とマンモグラフィ検査が行われ、乳がんの疑いありとなった場合は、精密検査を行って診断します。
乳がんは早期治療すれば乳房を温存して根治を目指せるため、定期的に乳がん検診を受けるようにしましょう。
乳がんのセルフチェック方法
日本の乳がん患者さんの約半数は、セルフチェックで乳房のしこりを見つけて受診したといわれています。
乳房は身体の表面に出ていてやわらかいため、初期の乳がんも患者さんが自分で発見できるケースは少なくありません。乳がんのセルフチェックは、主に以下の方法があります。
目で見て形状や色を調べる
触ってしこりを調べる
つまんで分泌物が出るか調べる
横になってしこりを調べる
それぞれの内容を解説します。
目で見て形状や色を調べる
乳房は身体の前側で自分でも見やすいため、毎日入浴の際などに鏡でチェックしましょう。
乳房表面のただれ・くぼみ・大きさの変化などがあれば、早めに婦人科を受診してください。
触ってしこりを調べる
乳がん発見につながる初期症状は、大半がしこりです。乳房を指先でおしながら、のの字を書くようになぞっていき、しこりの有無を確認しましょう。
しこりの大きさ・固さ・動くかどうかなどは症例によって大きく異なるため、自己判断せずに早めに受診しましょう。
つまんで分泌物が出るか調べる
乳頭をつまむことで、不自然な分泌物がないかを確認します。乳頭から血の混じった分泌物が出る場合は、何らかの炎症が起きている可能性が高いため、早めに受診しましょう。
横になってしこりを調べる
乳房のしこりを調べる際には、仰向けになると確認しやすくなります。仰向けになって背中に枕や丸めたタオルをいれて、胸を大きく張ってからしこりがないかを確認してください。

