乳がんの検査についてよくある質問
ここまで乳がんの検査・セルフチェック方法などを紹介しました。ここでは「乳がんの検査」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
乳がんの検診は何歳頃から受けるのがよいですか？
国のガイドラインでは、乳がん検診は40代から2年に1回の受診が推奨されています。乳がんは30代後半から増加するため、30代の方でも乳がん検診は可能です。しかし、乳腺が高密度になっているとマンモグラフィで乳がんが見つけづらく、若い方だと乳腺が濃いため検査精度が低くなるデメリットがあります。30代の方は、セルフチェックで違和感がある場合に受診するのがよいでしょう。
マンモグラフィと超音波検査はどちらを受けるべきですか？
検査を受けることによって乳がん死亡率の減少効果が認められているのは、マンモグラフィだけです。まずはマンモグラフィ検査を受けるのがよいでしょう。高濃度乳腺でマンモグラフィの精度が疑われる場合、医師との相談のもと超音波検査を受けるかを判断してください。
編集部まとめ
乳がんの検査・セルフチェック方法を解説してきました。
40代以降の女性にとっては乳がんが一番多いがんで、特に注意が必要です。
早期発見・早期治療ができれば乳房を温存したまま根治も可能で、患者さんの約半数はセルフチェックで乳がんの兆候を見つけています。
定期的な乳がん検診とセルフチェックによって、乳がんの早期発見につなげましょう。
