図々しさが加速していく友人
その数日後の昼過ぎ、宣言通りやってきた彼女は、図々しさの極致とも言える要求をしてきた。
「里美、今日はお米も分けてくれない?炊いてあるやつじゃなくて、お米…」
「お米?それはちょっと無理だよ。うちだって、たくさんあるわけじゃないから」
私が断ると、彼女は急に表情を曇らせて文句を言い出す。
「うちだってお米なんかないよ、里美はご主人がいるんだからまた買ってもらえるじゃん」
彼女の理不尽なグチグチとした文句に耐えるのはもう無理だった。
「お米が必要なのはわかるけど、それは夫にも相談したいから、今日は帰ってくれる?」
私は結局、炊いたお米と残りのおかずをタッパーに詰めて持たせ、何とか帰らせた。
その日から、奈美子さんがまた家の前で待っているんじゃないかと思うと、怖くてたまらなくなった。夫にはそれとなくこの事態を相談していたけれど、この状況をどう解決すればいいのか、もう分からなくなっていた―――。
あとがき: 恐怖による支配
この段階に至ると、奈美子さんの行動はもはや友人への「お願い」ではなく、里美の優しさと恐怖心を利用した支配に近くなっています。惣菜への文句は、里美の生活や夫の優しさに対する嫉妬の裏返しとも取れます。
そして、玄関前での待ち伏せや、断られた際の泣き叫びは、里美が近所迷惑を恐れて要求を受け入れてしまうことを知って行った、計算された行動でしょう。里美は、奈美子さんの理不尽な感情の爆発によって、自分の家という安全な場所さえも奪われかけている状況です。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: ゆずプー
(配信元: ママリ)

