パート先スーパーでの借金問題【上司に告発】→強気おばさんが“完全敗北”した瞬間|お金貸しておばさん

パート先スーパーでの借金問題【上司に告発】→強気おばさんが“完全敗北”した瞬間|お金貸しておばさん

お金の貸し借りの証拠を武器に、上司へ告発する日をうかがっていました。ある日、売り場で藤井さんを怒鳴りつける高山さんに痺れを切らした主人公は、藤井さんと上司の元へと向かいました。

上司への告発

私「お忙しいところすみません。ご相談があります」

パート先の社員にあたる上司はすぐにパソコンから目を離し、何ごとかといった表情でこちらを見ました。私が今日起きたこと、これまでのこと、そしてお金の貸し借りまで話すと、藤井さんの目から涙がぽろりと落ちました。

藤井「お金を返してほしいのもそうですが、怒鳴られるのが怖いんです。仕事に来るのが怖くて......」

上司は静かにうなずきました。

上司「それは大変でしたね。これまで周りにいた社員も気づかず、すみませんでした」

藤井さんはぎゅっと手を握り、唇を噛みました。

上司「このあと少しお時間いただけますか? 詳しい状況を聞かせてください」
藤井「……はい」

上司は「怒鳴ることがまずハラスメント観点でアウト」「従業員同士がお金の貸し借りをしてトラブルになるのも看過できない」と言ってくれました。藤井さんの勇気によって、問題解決の兆しが見えてきた瞬間でした。

見えた希望

その時、ドアが勢いよく開き、息を荒くした高山さんが現れました。

高山「ねえ、あなたたちがいない間、売り場が大忙しなんだけど?いつまでも何を喋ってんのよ」
上司「高山さん、売り場に戻ってください。あとでこちらから話を聞きます」
高山「この人たち、私の悪口言ってるんですよね?どうせ誤解して――」
私「誤解じゃありません。藤井さんが怒鳴られたのも、お金を貸していたのも、事実です」

私の言葉を聞き、高山さんの顔が一気に固まりました。

高山「……っ、何それ!なんであなたが口を出すの?」
私「だって、ずっと見てましたから。もう見過ごせません」

場の空気がピンと張り詰めるのを感じました。上司は立ち上がり、はっきりとした声で言いました。

上司「高山さん、まずはついてきてください。2人は売り場に戻ってくれますか?」
高山「ちょっと待ってよ! 私だって大変なのに!」

高山さんは一瞬何かを言いかけましたが、結局、それ以上何も言えずに上司とともに会議室へと連れて行かれました。その背中は、さっきまでの威圧感とは打って変わり、どこか小さく見えました。

藤井「……これで、終わりになるでしょうか?」
私「どうだろうね。でも、藤井さんはもう1人じゃないよ」

その後、藤井さんは上司と個別に話し、LINEの証拠を提出しました。高山さんはしばらく戻ってきませんでしたが、売り場では「何かあったらしい」という空気だけが漂っていました。夕方、バックヤードに戻ると、藤井さんが私の方へ歩いてきました。

藤井「今日はありがとうございました。1人では何も言えなかったと思います」
私「勇気を出したのは藤井さんだよ」
藤井「まだ怖いけど……でも、ちょっとだけ、楽になりました」

弱々しく笑うその顔に、ようやく光が戻り始めていました。

配信元: ママリ

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