「作ってもらったあと」のことを考えるレシピ
──10年近く発信を続ける中で、大切にしていることはありますか?
「レシピは見た目や手軽さも大事ですが、私は“作ったあとのこと”を一番に考えています。材料が無駄になったり、おいしくできなかったりすると申し訳なくて。だからSNSごとに工程説明も丁寧に書くようにしていますし、写真も細かく撮影しています」
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「たまに子どもが私のレシピを見ながら作ることもあるんですが、その様子を見て『この表現、分かりにくいな』と気づくこともあって。レシピが多少長くなっても、作った人が失敗しないよう、細部まで気を配っています」
コメントが原動力!お子さんが食べてくれたという喜び
──発信を続けるモチベーションはどこから?
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「やっぱり、フォロワーさんからのコメントですね。『食べムラがある子どもが、これだけは食べてくれた』『3回作りました』なんて言葉をいただくと、本当にうれしいんです。
私自身も子育て中、“どうにか食べさせたい”一心で工夫していました。食べられる食材を書き出した『食べれるリスト』を作って、苦手なものでも調理法を変えてローテーション献立にしたり。ピーマンはそのままだと食べないけれど、みそ汁に入れたら食べる——そんな発見を積み重ねて、何パターンも組み合わせていました。
だからこそ、フォロワーさんの『子どもが食べてくれた』というコメントは、まるで自分のことのようにうれしくて。自分の経験が誰かの役に立っていると感じます」

