知らぬ間に、口元に小さく赤い水ぶくれができていたことはありませんか?
ピリピリした痛みやびらん(ただれ)を伴うような場合は、「口唇ヘルペス」の症状と考えられます。
男性よりも女性に発症しやすく、口元という目立つ場所への発症は気になる方も多いでしょう。
ここでは、口唇ヘルペスの予防法などをQ&A形式でわかりやすくご紹介いたします。
※この記事はメディカルドックにて『「口唇ヘルペス」とは?原因・何科を受診するべきかについても解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
伊藤 直(医師)
著書:精神科医が教える3秒で部下に好かれる方法
口唇ヘルペスの注意点と予防

口唇ヘルペスと診断されたら気をつけることはありますか?
まずは症状を悪化させないこと、周囲の人へ感染させないことを心がけましょう。
口唇ヘルペスはウイルス感染症ですが、その引き金になるのは発熱やストレスなどによる体力・抵抗力の低下です。
処方薬を正しく使用するほか、規則正しい生活・栄養バランスのよい食事・十分な睡眠などを心がけ、ウイルスへの抵抗力を早期に取り戻しましょう。
きちんと治療法の確立している病気ですので、気にしすぎないこともときには必要です。また口唇ヘルペスによって発生する水ぶくれは、ウイルスの温床ともいえます。
マスクで口元を覆うなどし、特に赤ちゃんには感染しないよう注意しましょう。
どれくらいで治るのか知りたいです。
皮膚科で処方された薬を使用した場合は数日、長くとも1週間程度で完治することがほとんどです。
その間、手指などから雑菌をうつしてしまったり水ぶくれを破いてしまうようなことが無いよう気をつけましょう。思わぬ悪化・長期化の原因となりえます。
また事前に飲み薬などを処方されており、水ぶくれができる前のピリピリという違和感の時点で服用できた場合などは、1日か2日程度で発症せずに収まる場合もあります。
基本的には、長く続くような病気ではありません。きちんと処方薬を使用して健康的な生活を送れば、痕も残さずに完治できる病気です。
再発することはありますか?予防方法があれば教えてください。
口唇ヘルペスの原因となるヘルペスウイルスは、体内の神経節に長期間潜伏する性質を持っています。
体調に問題が無ければ発症しない代わりに、気付かないままウイルスを保有し続けてしまうことも珍しくありません。
そういった場合は、生活習慣の乱れや過度なストレス・別の病気による体力の低下などで容易に再発するといってよいでしょう。
とはいえ、発症を重ねることで症状が重くなったり変化したりということはほとんどありません。
再発時には、薬局で処方薬と同様の薬(塗り薬)を購入することも可能です。
過度に恐れることなく、普段通りの健康的な生活を心がけていれば問題ありません。ただ、再発頻度が高い人であれば、上述のPIT療法も可能となります。
最後に、読者へメッセージがあればお願いします。
口唇ヘルペスは、ありふれた病気であるぶん軽視されがちな側面もあります。
多くの場合は数日で完治できますが、間違った対処を行えば他人に感染したり痕を残したりという可能性もあるのがこの病気です。
特に再発しがちな方ほど、慣れてしまい対処がおろそかになってしまうこともあります。
まずは規則正しい生活・十分な睡眠などをよく心がけて発症を防ぎ、発症してしまった場合は速やかに医療機関を受診しましょう。
どのような病気にもいえることですが、不規則な生活と自己判断ほど恐ろしいものはありません。
「ちょっとした病気」で済むよう、常日頃から心がけておきましょう。
編集部まとめ

今回は女性に起こりがちな感染症「口唇ヘルペス」について、特徴や発症原因・治療法などをまとめてきました。
誰にでもちょっとしたことで起こりうる病気だからこそ、普段の心がけで防いでいきましょう。
それでも発症してしまった場合は、速やかな医療機関の受診が鍵となります。ここでまとめたような正しい判断と対処法を、ぜひ今後にも活かしていってください。
参考文献
ヘルペスと帯状疱疹単純疱疹はどういう病気ですか?
ヘルペスと帯状疱疹単純疱疹の診断法は?

