人馴れしていなかった元野犬は、飼い主さん家族の家で過ごすうちに、当時からは想像できないほど甘えん坊な姿を見せるようになりました。

引用元:@hogoke_mama
クレートの中で警戒した様子を見せているのは、X(旧Twitter)ユーザー@hogoke_mamaさんの愛犬・ここあちゃん(撮影時、推定1才)。この写真は、保護犬だったここあちゃんを家族に迎えて間もないころに撮影された一枚です。
もともと“猫派”だった飼い主さんは、たまたま犬と暮らす機会があったそう。お世話をしているうちに犬の魅力にハマってしまい、「自分の犬を迎えたい!」と思うようになったそうです。
保護犬の里親募集サイトを見ていたときに、ここあちゃんの存在を知りました。

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写真を見た瞬間、「あ、このコはうちのコになる」と感じたという飼い主さん。出会いについて次のように振り返ります。
飼い主さん:
「ここあは元野犬だったため、見るものすべてが怖いといった様子でした。保護団体さんから『人と暮らす準備のために少し時間がほしい』とのお話があり、市やドッグトレーナーさんと協力しながら“人馴れの練習を進める取り組み”が行われて。ここあはそこで約1カ月、いわば“最初のモデル役”として頑張ってくれたそうです。
その後、正式に我が家の一員となりました」

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それから月日は流れ、ここあちゃんは推定6才(取材時)に。お迎え当時は恐怖心が強かったものの、今では大の人好きになったそうです。
おやつ、遊び、散歩が大好きになり、家族と過ごすなかで少しずつ変化していきました。

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性格は頑固で甘えん坊。「好きなものは好き、嫌いなものは嫌い」とハッキリしていて、とてもわかりやすいタイプなのだとか。
自分の意志をしっかり伝えられるようになったここあちゃんの姿に、飼い主さんは喜びを感じているといいます。
飼い主さん:
「お散歩は、家が近づくと“拒否犬”が発動。なでてほしいときは前足でチョンチョンして『なでて〜』とアピールし、満足するまで催促してきます(笑)
堂々としているここあですが、雷は今でもブルブル震えるほど怖いみたいで……そんなところも可愛いなぁと思ってしまいます」

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ここあちゃんは、飼い主さん家族に加え、先住猫のジジちゃんと茶々ちゃん、弟犬のネロくん、そして弟猫の晴(はる)くんと仲良く暮らしています。
大切な家族の一員となったここあちゃんへ、飼い主さんはこう語ります。
飼い主さん:
「まずは、『過酷な外の生活に耐えて、生きててくれて本当にありがとう』という気持ちです。ここあは私にとって初めてのワンコで、大切な宝物。
この先も優しくて頑固で甘えん坊なここあで、1秒でも長く一緒にいてほしい——そう心から願っています」
写真提供・取材協力/@hogoke_mamaさん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※文中の表現は、飼い主さんご自身の表現に沿っています。
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年11月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
