7位 凛(主なよみ:りん)
7位の「凛」は女の子に多く選ばれた名前です。品格・清らかさ・芯の強さを感じさせます。厳しい寒さを意味することから、秋冬生まれに特に人気の名前。端正な響きが長く愛され続けている「一文字ネーム」です。凛とした佇まいは、清潔感・品格・潔さを象徴することから、「礼儀正しく他人を思いやれる人物に育ってほしい」という想いも込められることが多いようです。
8位 楓(主なよみ:かえで/ふう)
8位にランクインしたのは「楓」。こちらも特に女の子に多い秋の定番名で、楓を用いた「メープルネーム」の代表格。「かえで」と読む名前が多いですが、女の子には「ふう」という読みで名付けられることもあります。
「楓」は紅葉の代表的な樹木。10月はちょうど色づき始める季節で、「美しく成長してほしい」という想いと季節の情景がぴったり重なります。変わりゆく美しさや成長・成熟を象徴する名前としても人気があります。
9位 紬葵(主なよみ:つむぎ)※同率
9位の「紬葵」も、主に女の子に名付けられた名前です。「紬」は手間ひまかけて糸を紡ぐことを表し、あたたかさと丁寧さを感じさせる漢字。「葵」は太陽に向かう花を意味し、希望や前向きさ、明るい未来を象徴します。
「丁寧に糸を紡ぐように、まっすぐ育ってほしい」という願いが込められた、やさしい名前です。
9位 結翔(主なよみ:ゆいと/ゆうと)※同率
同率9位は「結翔」。男の子だけに名付けられた名前です。「結」は絆やつながりを、「翔」ははばたく・飛ぶという未来への躍動を感じさせる漢字。「結翔」には「人の絆を胸に、未来へ大きく羽ばたいてほしい」「つながりを大切にしながら、自分の夢に向かって高く飛び立ってほしい」といった願いが込められているようです。
▼2025年10月の総合名前ランキングでは、「翠」「陽葵」「碧」「結月」をはじめ、自然の色彩や季節の情景を映した名前が多く上位に入りました。特に「翠」「碧」「凪」などの一文字ネームは、男女問わず使えるシンプルさと、爽やかで静かな秋の気配を思わせる点が支持を集めています。
また、紅葉の「楓」や月を連想させる「結月」など、10月ならではの季節感を取り入れた名前も安定した人気を見せました。生命力や前向きさを象徴する「陽葵」や、絆と成長を願う「紬葵」「結翔」など、想いの込められた名前が数多く並んだのも特徴です。総じて今年の10月は、“自然の美しさとやさしさ・力強さを兼ね備えた名付け”がトレンドとなり、秋らしい落ち着きと温もりを感じるランキングとなりました。
photo:@mmwedding1029さん(べビカレメイト)
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2025年10月1日(水)〜2025年10月25日(金)
回答件数:7,221件(男の子:3,722件/女の子:3,499件)

