1.ストーブやヒーターの吹き出し口にくっついている
猫は寒がりなので、ついストーブやヒーターに近づきすぎてしまうことがあります。その結果、毎年冬になると、SNSではヒゲや被毛を焦がした猫の投稿がたくさん見られます。もし、安全柵の設置など対策をしていないのであれば、NGな防寒対策と言わざるをえません。
猫は熱さに鈍感で「あったかいな」と思っているうちに、低温火傷を負ってしまう可能性があります。特に、子猫や好奇心旺盛な猫は吹き出し口に近づいてしまうことがあり注意が必要です。
ストーブやヒーターを安全に使うためには、安全柵を設置し、吹き出し口に近づけないように対策をしましょう。また、ストーブは吹き出し口だけでなく上面も熱くなるため、登れないように対策をする必要があります。
2.換気をせずに暖房を使う
ガスや石油を使う暖房器具は、換気を怠ると酸素不足や一酸化炭素中毒の危険があります。猫は人間より呼吸が速く、小さな部屋では短時間でも影響を受けやすいため、十分な換気が欠かせません。
猫が一酸化炭素中毒を起こすと以下のような症状が見られます。
急にぐったりする 意識がはっきりしない 呼吸困難、呼吸が速い 歯茎や舌が赤くなる ふらつきや方向感覚を失う 嘔吐これらの症状が見られたら、早急に動物病院を受診しましょう。
暖房使用中は、定期的に窓を開けて室内の空気を入れ替えるようにしましょう。1回5〜10分ほどの換気を1時間に1〜2回行います。

