その原因、ものの量や収納場所ではなく、“人の動き”にあるかもしれません。
日々の家事や生活動作に合っていない収納は、出しっぱなしや戻し忘れを生みやすくなります。
今回は、「暮らしの動線」から整える片付けやすい家づくりのアイデアを、整理収納アドバイザーであるライター持田友里恵がご紹介します。
1:玄関〜靴収納までの“3歩以内”ルール
靴を脱いだまま玄関に放置してしまうのは、靴箱が遠かったり、収納が使いづらかったりするサイン。動線の基本は、「出す→使う→戻す」がスムーズなこと。靴の収納場所は、脱いだ場所から3歩以内を意識しましょう!
家族の靴があふれがちな家庭では、パーソナル収納をつくるのも効果的です。子どもでも出し入れしやすいように、低めのラックやカゴを使うと習慣化につながります。
2:洗濯動線は“干す・たたむ・しまう”を1か所で完結
洗濯は「干す→たたむ→しまう」の工程があり、移動が多いと手間がかかります。そこでおすすめなのが、洗濯動線の“集約”。
たとえば、
・干す場所の近くにカゴや収納棚を設置
・たたみやすい台やテーブルを用意
・収納も同じ空間に置く(ファミリークローゼットなど)
といった工夫で、“洗濯が終わるまでの距離”がグッと短くなり、負担も軽減されます。

