手が汚れない衣づけ術:右手と左手を分担する
生地が冷めたらコロッケを成型します。中に空気が入らないように、少し握るようにしながら1cmくらいの厚みの小判型に成型しましょう。

コロッケが入っているバットとは別に、
バッター液、そしてパン粉が入っているボウルを用意します。バッター液のほうにはフォークを1本用意します。
わたしは右利きなので、このフォークを右手で持ち、以降はフォークを持つ担当とし、直接コロッケに触るのは左手だけと決めます。
左手でコロッケを持ち上げ、バッター液のボウルに入ったフォークの上にのせるように入れます。

フォークの上にのせたコロッケ生地を1回だけひっくり返すと、

全体にバッター液が行き渡るので、そのまますぐにパン粉のボウルへ入れます。
入れたあとは左手だけでパン粉をまぶします。
このとき、バッター液が付いた部分を直接手で触らないように、パン粉越しにコロッケを触るようにしてみてください。

側面の部分も全部まんべんなくまぶしたら、パン粉の上から軽めにぎゅっと握ってパン粉を安定させます。
左手でコロッケだねを取り、バッター液の中のフォークの上にのせる→右手でフォークを持ち上げてコロッケだねをひっくり返し、全面にバッター液を付ける→フォークで隣のパン粉のボウルへ移動→左手でパン粉を付ける。これを繰り返します。

右手と左手で完全に作業を分けているので、右手はフォークを持ったままなので汚れておらず、左手もパン粉越しにしかコロッケに触っていないので、途中で電話が鳴っても取れますし、インターンフォンの対応も可能です(笑)。

パン粉が少しつく程度です。
パンクさせない揚げ方のコツ
ここまでできたらフライパンに油を注ぎ、170℃に温めます。
少なめの油で揚げ焼きにすると、パンクしやすいのでできればたっぷりの油を使いたいところなのですが、やっぱり私は油がもったいないので少なめの油で、表面だけきつね色になればすぐに引き上げる、という方法で揚げました。中身はもうすでに火が通っていますので!
(長時間なんどもひっくり返しながら揚げ焼きしていると、側面からコロッケがパンクしやすくなります)

揚げ焼きだとどうしても側面の色が淡い色になってしまうのですが、側面にも色を付けようとすると揚げ過ぎになってパンクします(経験済み)。
ひっくり返すときに菜箸でコロッケを突いて壊してしまわないよう、慎重にどうぞ。
若干パンクしかかっているものもありますが、許容範囲内なのではないでしょうか!

バットにとって余分な油を切ります。
実はこのコロッケにたどり着くまでに、普通のコロッケをまず作り、次にじゃがいもを電子レンジでチンして皮をむいたものをつぶしてツナ缶を混ぜたコロッケを作り(ツナ缶の存在感が残念過ぎてわざわざコロッケを作る意味について考えるきっかけになった)そしてようやくここまでたどり着いた「作る気になれるコロッケ」です。

冷凍ポテトで作る「甘辛ひき肉コロッケ」レシピ
分量
8個分
材料
- 冷凍皮付きポテト…400g
- 合いびき肉…100g
- みりん、しょうゆ…各大さじ1
- 塩、こしょう…少々
バッター液
- 卵…1個
- 水…大さじ2
- 薄力粉…大さじ4
- パン粉…適量
- 油…適量
作り方
1. 耐熱ボウルに合いびき肉を入れ、みりんとしょうゆを入れて軽く混ぜる。その上に冷凍皮付きポテトをのせ、ふんわりとラップをかけて600Wの電子レンジで10分加熱する。
2. ラップを外し、フォークでポテトをつぶしながら全体をまんべんなく混ぜ、軽く塩、こしょうを振ってラップで覆い、じゃがいもの空気を抜くように手で押さえてからよく冷ます。
3. 2を8等分にして1cmの厚みの小判型に成型する。
4. ボウルにバッター液の材料を入れてフォークでよく混ぜる。別のボウルにパン粉を入れる。
5. 3のコロッケだねにバッター液、パン粉をまぶす。計8個作る。
6. フライパンに5mmくらいの深さの油をそそぎ、170℃に温める。5のコロッケを並べ、こんがりきつね色になるまで両面揚げ焼きにする。
冷凍ポテトで叶う!気軽でおいしいコロッケ作り
コロッケ作りから少し遠ざかっていた方にもこれならば作ってもいいかなと思えるコロッケを考えてみました。
- じゃがいもは冷凍皮付きポテトを使うことで調理器具と調理時間を簡略化
- 合いびき肉を使うことでわざわざでも家で作りたいおいしさを出す
- フライ衣はバッター液を使うことでさらに簡略化
今回は簡単に、ということだったので冷凍皮付きポテトを使用しましたが、もちろん普通のじゃがいもを通常通りゆでてつぶして使ってくださってもかまいませんし、電子レンジでやわらかくしてつぶしていただいてもよいです。
冷凍皮付きポテトを使ったことで、いつもより簡単に気軽に作れ、味もよく、冷めてもほっくほく&サックサク食感に仕上がりました。
ではまた次回をお楽しみに!

