SNSが上手すぎる40歳俳優から目が離せない。東京&北日本の2拠点生活が育む“余裕の振る舞い”とは

SNSが上手すぎる40歳俳優から目が離せない。東京&北日本の2拠点生活が育む“余裕の振る舞い”とは

各種SNSをフレキシブルに使い分け

 『連続テレビ小説 虎に翼 Part1 (1)』(NHK出版)『虎に翼』放送後、まだ本編を見ていなかったという松山はX上で感想ポストを投稿し始めた。

 たとえば、桂場はさつまいもの皮や桜の花びらなど、一貫して顔に付着物がある役柄でもあったのだが、松山は自ら演じた役に対して「花びらついてんだよ」とセルフ突っ込み(2024年10月11日ポスト)。放送後のお楽しみポストにはほっこりしたものだ。

 松山にとって相当な当たり役になった判事役。その名演の功績を呼び水として、2026年1月からは主演ドラマ『テミスの不確かな法廷』(NHK総合)が放送予定で、同じNHKドラマ作品で判事(補)役を再演する。

 Xには「畑以外では殆ど法曹界に入り浸っていますが相変わらず今回もやっぱり癖あるキャラクターに仕上がっております」とユニークにポスト(2025年11月7日)している。

 今年もInstagramとInstagramと連携するThreadsでは主にトマト栽培の「畑」仕事を逐一報告しているが、Xでは「法曹界」キャラを確立しつつある。

 11月17日、松山が「【誰も傷つけない悪口選手権】」と題して「誹謗中傷が飛び交うSNS時代からこそ“誰も傷つかない悪口”を」と呼びかたポストが大きな話題になっている。このポストは固定され、プロフィールにも「開催中」ときちんと明記してある。

 松山ケンイチと妻・小雪が立ち上げた、捨てられていく貴重な「資源」をアップサイクルするプロジェクト「momiji」(オーロラ株式会社のリリースより) 畑仕事や2022年に立ち上げたアップサイクルライフスタイルブランド「momiji」に力を入れるInstagramやThreads、「ちょびっと法律家」キャラでご機嫌に更新するXといったように、松山ケンイチは豊かなキャラクター性に合わせて、各種SNSをフレキシブルに使い分けているのだ。

<文/加賀谷健>

【加賀谷健】
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修

俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu



配信元: 女子SPA!

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