秋が深まる10月。名付けでも、この季節ならではの「紅葉ネーム」が毎年人気を集めています。「紅葉ネーム」とは、「楓」「葉」「朱」など、秋の色づきを思わせる漢字を使った名前のこと。温かみのある色合いや、移ろう季節の美しさを感じさせ、秋生まれのお子さんの名付けで毎年人気です。
今年は、華やかさを前面に出したキラキラネームよりも、落ち着いた和の趣と今っぽさが共存する「和モダン」系の名前がトレンドになっています。
今回は、2025年10月生まれの女の子の名前の中から、紅葉を連想させる「紅葉ネーム」の人気ランキングTOP10を紹介します。
1位 楓(主なよみ:かえで)
「楓」は10月の月間名前ランキングでは5位。9月の22位から大きくランクアップしました。秋になると大きく順位を伸ばす、「紅葉ネーム」の代表格です。
「楓」は紅葉の象徴となる木を意味します。赤・橙・黄と色づくことから、変わりゆく美しさや成長・成熟を象徴する名前として人気があります。「楓のように美しく成長してほしい」という親御さんの思いが感じられます。
2位 彩葉(主なよみ:いろは)※同率
「彩葉」は、10月の月間名前ランキングでは8位に。年間ランキングでは2023年20位、2024年17位でした。年間を通して人気が高い名前ですが、特に秋生まれに増加する傾向があります。
「彩」は「色彩」「彩り」を意味し、紅葉の色づきを連想させる漢字。「葉」は生命力や自然の豊かさを表します。「季節の彩りのように、明るく豊かに育ってほしい」という願いを込めて名付けられることも。

