人気アニメ「プリキュア」シリーズの第23弾のタイトルが「名探偵プリキュア」と発表された。
キャッチフレーズは「そのナゾ!キュアット解決!」。

東映アニメーションが11月26日に発表すると、どんな作品になるのか、どんなキャラクターが登場するのかと、ファンの間で期待が一気に高まった。
探偵という職業は、依頼を受けて調査に取り組むという性質上、弁護士と関わる場面も多い。2人の娘の影響でプリキュアを大好きになった弁護士、高木良平さんは、実務上の経験も踏まえながら、新シリーズの展開を大胆に予想する。
●2人の娘と「大人プリキュア」も一緒に楽しんだ
高木さん(51歳)は、弁護士として働くかたわら、2人の娘(現在14歳と9歳)の育児に励む。その中で、すっかり「プリキュア」に魅せられた。
弁護士ドットコムニュースが育児の様子を取材した2018年には、「歴代プリキュア全員の名前」を言えるほどの熱量だった。
あれから7年。「うちの娘たちは今でもプリキュアが大好きです」と話す。
「最近でも、『魔法つかいプリキュア!』の大人プリキュアシリーズが放送され、娘たちと一緒に楽しみました」(高木さん)

今回の発表を受けて、SNSではすでに「キュアホームズ」「キュアクリスティー」など、新キャラクターの名前予想も盛り上がっている。
いったいどんなストーリーが描かれるのだろうか。高木弁護士に聞いた。
●ホテル張り込みは「絶対にない」、でも「浮気調査」はあるかも?
子ども向け作品である以上、「プリキュア」の世界観を壊す描写は避けられるだろう。
「実際の探偵業務では、不貞行為の調査のためにラブホテルの前で張り込むことがあります(私もやったことがあります)が、これは絶対にプリキュアには出てこないでしょう。
また、財産隠しによる執行妨害のような、隠し資産の調査シーンもさすがに描かれないと思います」
実務を知る弁護士ならではのリアルな視点だ。一方で、プリキュアらしい展開はあり得るという。
「軽い"浮気"調査をしてみたところ、結果的には浮気ではなくてサプライズプレゼントの準備をしていた、というようなベタな展開はあるのではないかと予想します」
これならドキドキしつつも安心して見られる物語だ。
高木さんは「これまでどおり、子どもたちの正義感を育む展開を」と親目線で新シリーズに期待を寄せる。
さらに、「キュアロイヤー(弁護士)」の登場もひそかに心待ちにしている。親の職業が作品に登場すれば、子どもとの会話も弾むことだろう。

