悪気はなかったのに、うっかり愛猫を怒らせてしまった経験はありませんか?
今回はねこのきもちWEB MAGAZINEでアンケートを行い、愛猫を怒らせたときのエピソードを教えていただきました。あわせて、猫を怒らせてしまったときの対処方法について、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に聞いてみました。

引用元:猫を怒らせた経験に関するアンケート
「愛猫を怒らせてしまった経験はありますか?」と質問したところ、70%の飼い主さんが「ある」と回答する結果に。
どんなことで怒らせてしまったのか、そのときのシチュエーションも教えていただきました。寄せられた回答の一部をご紹介します。

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
- 「なでなでし過ぎると……もう止めて!と言わんばかりに猫パンチを炸裂させます」
- 「嫌いな爪切りをするときにシャーシャー言われます」
- 「ブラッシングなどのお手入れが嫌いで、やろうとすると高い所に逃げて猫パンチを連発します」
- 「動物病院の後はいつも機嫌が悪く、落ち着くまでご飯も食べてくれません」
- 「膝の上に乗っているところを無理に降ろそうとしたら、シャーッと言われました」
- 「かまい過ぎて怒らせたことがあります。お尻トントンも度が過ぎると嫌がられました」
- 「おやつを我慢させたとき、まるで子どものように怒っていじけていました」
- 「朝ご飯の時間に私が起きなかったとき、にらんでパンチされました」
- 「入院させたときは“一生許さない”という表情でしたが、退院してからすっかり元に戻りました」
- 「不注意でしっぽの先の毛を踏んでしまったとき、聞いたことがないような声で鳴き、足を爪でバリバリされました。その後は走って行き、しばらく隠れて姿を見せてくれませんでした」

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー
最後に、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生にお話を伺いました。
――猫は怒るとどのような反応をしますか?
原先生:
「よく見られるのは、耳を横に倒す『イカ耳』や、しっぽをパタパタと激しく振る動きです。このほか、『シャー!』や『フーッ!』という声を出したり、毛を逆立てて体を大きく見せたりするのも、強い不快感や怒りのあらわれだと考えられます」
――猫を怒らせてしまったら、どのように対処すればよいでしょうか?
原先生:
「まずは、猫が落ち着けるようそっとしておきましょう。しつこくかまったり触ったりせず、距離を置いて冷静になる時間をあげてください。猫のほうから再び歩み寄ってくれるのを待つくらいがよいかと思います」
飼い主さんにそんなつもりはなくても、猫を怒らせてしまうことってありますよね。そんなときは無理になだめようとせず、ほとぼりが冷めるのを待ちましょう。
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/柏田ゆき
※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年11月時点の情報です。
