1.猫界きっての甘えん坊さん
茶トラ猫の正式名称は、英語で「レッドマッカレルタビー(Red Mackerel Tabby)」と言います。英語で「タビー」は縞模様を表し、「マッカレル」とは「サバ」。つまり、直訳すれば、茶トラ猫は「赤いサバ縞模様」となります。
茶トラ猫の性格をひと言でまとめると、「人懐っこく、甘えん坊」、これに尽きます。
他の猫種と少々違って、愛情表現も小細工なしの直球勝負です。
濃厚スリスリはもちろん、執拗な後追い、抱っこ&肩乗りの強要、確信犯的なPC前の抗議行動、添い寝時の腕枕固めなど、愛が深過ぎて、さまざまなレパートリーをそろえています。
2.男子が多く、単純にでっかい
茶トラ猫=人懐っこく、甘えん坊というイメージは、雄猫の割合の高さが関係していると言われています。実は、遺伝上の要因で雄の発現は8割ほど。みなさんのおうちにいる雌の茶トラ猫は、雄の三毛猫には及ばないものの、十分に珍しい存在です。
一般的に、雄猫は甘えん坊な個体が多いうえに、茶トラ猫は男子ばかりであることから、甘えん坊というキャラ印象が、猫好きのみなさんの間で広まっていったのでしょう。おまけに、雄猫は食いしん坊が多く、巨大化が止まりません。
甘えん坊の前に、「身体がでっかく」というフレーズが枕詞につくのも、遺伝的に雄猫が多い茶トラ猫ならではの特徴と言えるかもしれません。

