血圧の下とは?
血液が心臓に戻ってきて拡張している時の血圧が拡張期血圧で、一般的に下の血圧と呼びます。
血圧の下の基準値
正常血圧は診察室で80mmHg未満、家庭で75mmHg未満です。
血圧の下はいくつから高いと判断できる?
診察室で90mmHg以上、家庭で85mmHg以上の場合、高血圧と診断されます。
拡張期血圧の分類(mmHg)
診察室血圧 家庭血圧
正常血圧 80未満 75未満
正常高値血圧 80未満 75未満
高値血圧 80~89 75~84
I 度高血圧 90~99 85~89
II 度高血圧 100~109 90~99
III 度高血圧 110以上 100以上
【男性】血圧の下が高い原因
下の血圧が高くなる原因は末梢血管の動脈硬化で血管の抵抗が増加しているものの太い大動脈の弾力性がまだ保たれている状態です。動脈硬化が起こっている初期の段階と考えられます。このため、動脈硬化を起こす病気が原因にあると考えられます。男性の場合で下の血圧が高い原因として考えられる病気は肥満・飲酒・喫煙・高尿酸血症や痛風などです。
肥満
肥満があり内臓脂肪が蓄積した状態は血圧が上がる原因となります。
肥満があれば体重を減らしましょう。
多量飲酒の習慣
少量のアルコールは一時的に血圧を下げる作用がありますが、習慣的にアルコールを過剰に摂取していると、血圧が上がる原因となります。
過剰飲酒の習慣があれば節酒や禁酒をしましょう。
高尿酸血症や痛風
高尿酸血症や痛風になると代謝異常が起こり、血圧が上がる原因となります。
肥満の解消や節酒するなど、生活習慣の改善をしても改善しない場合は一般内科を受診しましょう。

