【女性】血圧の下が高い原因
女性の下の血圧が高い原因は女性ホルモンの減少により、血管の柔軟性を維持できなくなったり、自律神経が乱れることなどです。
更年期障害
更年期では女性ホルモンのエストロゲン・プロゲステロンなどの分泌が低下します。エストロゲン、プロゲステロン共に血管の拡張作用があります。これらのホルモンが低下することで高血圧が起こりやすくなります。
血圧が高い場合、内科、循環器内科を受診し高血圧の治療をしましょう。
女性ホルモン剤などの内服
ピルなどの女性ホルモン剤は副作用で高血圧が起こる場合があります。
高血圧が起こった場合は婦人科を受診し内服について相談しましょう。
妊娠高血圧症候群
妊娠高血圧症候群は妊娠中に高血圧が続く病気です。原因は解明されていませんが、胎盤の機能が不十分であると、胎児に送る酸素や栄養が不足します。母体は不足を補うため、子宮や胎盤へ血流を増やすことで血圧が上がると考えられています。
安静にすること、タンパク尿がある場合は入院が必要です。
「血圧の下が高い」についてよくある質問
ここまで血圧の下が高いことについて紹介しました。ここでは「血圧の下が高い」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。
血圧の下が90以上だと体にどんな影響を与えますか?
伊藤 陽子(医師)
血圧の下が90以上は高血圧と診断されます。高血圧が持続することは、動脈硬化進行のリスクになります。動脈硬化が進行すると心臓病や脳卒中などの病気の発症の原因となります。下の血圧が上がり始めたら、生活習慣を見直し注意しましょう。

