「血圧の下が高い」原因はご存知ですか?男女別の原因を3つ医師が解説!

「血圧の下が高い」原因はご存知ですか?男女別の原因を3つ医師が解説!

【女性】血圧の下が高い原因

女性の下の血圧が高い原因は女性ホルモンの減少により、血管の柔軟性を維持できなくなったり、自律神経が乱れることなどです。

更年期障害

更年期では女性ホルモンのエストロゲン・プロゲステロンなどの分泌が低下します。エストロゲン、プロゲステロン共に血管の拡張作用があります。これらのホルモンが低下することで高血圧が起こりやすくなります。
血圧が高い場合、内科、循環器内科を受診し高血圧の治療をしましょう。

女性ホルモン剤などの内服

ピルなどの女性ホルモン剤は副作用で高血圧が起こる場合があります。
高血圧が起こった場合は婦人科を受診し内服について相談しましょう。

妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群は妊娠中に高血圧が続く病気です。原因は解明されていませんが、胎盤の機能が不十分であると、胎児に送る酸素や栄養が不足します。母体は不足を補うため、子宮や胎盤へ血流を増やすことで血圧が上がると考えられています。
安静にすること、タンパク尿がある場合は入院が必要です。

「血圧の下が高い」についてよくある質問

ここまで血圧の下が高いことについて紹介しました。ここでは「血圧の下が高い」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

血圧の下が90以上だと体にどんな影響を与えますか?

伊藤 陽子(医師)

血圧の下が90以上は高血圧と診断されます。高血圧が持続することは、動脈硬化進行のリスクになります。動脈硬化が進行すると心臓病や脳卒中などの病気の発症の原因となります。下の血圧が上がり始めたら、生活習慣を見直し注意しましょう。

配信元: Medical DOC

提供元

プロフィール画像

Medical DOC

Medical DOC(メディカルドキュメント)は800名以上の監修ドクターと作った医療情報サイトです。 カラダの悩みは人それぞれ。その人にあった病院やクリニック・ドクター・医療情報を見つけることは、簡単ではありません。 Medical DOCはカラダの悩みを抱える方へ「信頼できる」「わかりやすい」情報をお届け致します。