インフルエンサー猫のMittens

画像はイメージです
スターダムにのし上がるために生まれてきた猫もいます。茶トラ猫のMittensもそうした1匹です。
2017年、この猫は首都ウェリントンの都心部を歩き回って、さまざまな施設や住宅、企業を訪ね、行く先々で人々にささやかな喜びを振りまくようになりました。地元の人々はこの猫の訪問を心待ちにするようになったのです。
そしてコロナ禍によるロックダウンが始まると、この猫とのセルフィー写真がソーシャルメディアにひんぱんに登場するようになりました。
2020年5月にMittensは最高の栄誉を授与されました。当時の市長は式典でこの猫に「市の鍵」を授与し、その活躍を讃えました。
過去には、映画監督のピーター・ジャクソン卿やクリケット選手のブレンドン・マッカラムなどがこの栄誉を受けています。それだけではありません、同年には権威ある「今年最高のニュージーランド人」賞にノミネートされて、世界中で話題になりました。
残念ながら僅差で受賞はなりませんでしたが、Mittensが人々にもたらした喜びの大きさがわかる出来事でした。
その後、Mittensは自身の冒険を綴った著書を出版し、Facebookでも7万人近くのフォロワーを獲得しました。
現在は飼い主とともにオークランド郊外へと引っ越し、半引退生活を送っています。それでもときどき地元の公園を散歩する元気な姿を見せてくれて、住民たちは大喜びしているそうです。
出典:Meet New Zealand’s most famous cats: Fiddy, Zeplyn, Shiloh, Mittens & Traeger

