「最悪の悪」(2023年)、「江南Bサイド」(2024年)のチ・チャンウクと、俳優としても活躍するEXOのD.O.ことド・ギョンスが共演する韓国ドラマ「捏造された都市」の第9、10話が11月26日に配信された。自分に濡れ衣を着せた真犯人を捜して釜山へ向かったパク・テジュン(チャンウク)。殴り殴られの接近戦に加え、バイクごとワゴン車に飛び込むすさまじいカーチェイスなど、アクションシーンの多い本作でも特にアクションの見どころが詰まった展開で「2時間があっという間だった」「目が離せなかった！」の声があふれた。(以下、10話までのネタバレがあります)
■テジュン、ついに真犯人に到達
「捏造された都市」は、ある日突然身に覚えのない罪で終身刑を言い渡された男の復讐(ふくしゅう)劇を描くリベンジ・アクション。
植物を愛し、平凡な人生を生きていた勤勉な配達員・テジュンは、落ちていた携帯電話を拾って届けたことで、身に覚えのない殺人の罪に問われ、終身刑を言い渡されてしまう。だが塀の中での暮らしが5年を過ぎた頃、自分の事件が何者かに仕組まれた冤罪(えんざい)だったことを知り、怒りが再燃。テジュンは、まだ見ぬ黒幕に復讐を決意する――。
脱獄を成功させた第7、8話を経て、新たに配信された第9、10話では、自分が着せられた罪の本当の犯人を追って釜山に向かったテジュンが、実際に殺人を犯したペク・ドギョン(イ・グァンス)、そして“彫刻”と称しテジュンに罪を着せたアン・ヨハン(ギョンス)に近づいていく展開が描かれた。
■激しいカーチェイス！
ドギョンを追って乗り込んだクルーザーの甲板でのバトルから始まり、第9、10話も多彩なアクションシーンが描かれた。火のついた木材や足場を利用した接近戦の後には、建物の2階から走り出そうとする車に飛び降りてドギョンの逃走を阻止しようとし、走り出した車に振り落とされると今度はバイクに乗って追跡。ドギョンの乗ったスポーツカーとトンネル内で激しいデッドヒートを繰り広げた。
走行車両を左右に避けながら逃げていくドギョンのスポーツカーをテジュンのバイクが追い、さらにそのテジュンをドギョンの手下たちが黒いワゴン車で追っていく。最後にはスピードを上げたテジュンのバイクが車体ごとワゴン車内に飛び込み、ワゴンの荷台で激しい接近戦が繰り広げられた。
■臨場感たっぷり「カメラワークもすごい！」
アクション俳優としても知られるチャンウクだが、今作はそんな彼の作品の中でも類を見ないほど多彩なアクションシーンが全エピソードに複数ちりばめられている。加えてテジュンの協力者であるノ・ヨンシク(キム・ジョンス)とウンビ(チョ・ユンス)の父娘もテジュンを守るため、自転車でパトカーとカーチェイスを繰り広げたり、階段から転げ落ちるなど体を張ったアクションを披露。9、10話全編にわたり、激しい動きのあるシーンが展開した。
すさまじいスピード感と迫力で繰り広げられていく圧巻のアクションシーンに、視聴者からは「目が離せない！」「2時間があっという間だった！」「カーチェイスすご過ぎた」「今まで見たことないカーアクション！」の声が続々。
テジュンのバイクがトンネルの横壁を走行したり車体ごとワゴン車のリアゲートを突き破り荷台に飛び込む場面など「どうやって撮影したの？」「カメラワークもすごい！くらくらする」の声が上がる盛り上がりとなった。
さらに、ギョンス演じるヨハンも日本刀を握り美しい殺陣を披露。こちらも「『100日の郎君様』を思い出す美しい殺陣」「さすがダンスがうまいド・ギョンス、舞っているような美しいアクション」と、ギョンスが過去に主演した時代劇やアイドルとしてのスキルを連想する声も多く上がった。
激しいデッドヒートの末、10話でついにヨハン本人まで到達したテジュン。12月3日(水)配信の第11、12話(最終話)ではいよいよテジュンとヨハンが直接対峙(たいじ)する。
「捏造された都市」(全12話)は、ディズニープラスのスターで毎週水曜に2話ずつ配信中。
◆文＝ザテレビジョンドラマ部
