しゃっくりが続く場合に考えられる病気

持続的なしゃっくりの場合、深刻な病気が隠れている可能性があります。
・胃食道逆流症
・胃潰瘍・十二指腸潰瘍
・中枢神経系の疾患
・呼吸器や消化器のトラブル
たかがしゃっくりと放置するのではなく、しゃっくりが続いている場合は、早めに病院を受診することも検討しましょう。
胃食道逆流症
胃食道逆流症とは、胃酸が食道に逆流して食道の粘膜を損傷させ炎症を引き起こす病気です。胃酸の逆流が横隔膜を刺激して、しゃっくりを誘発するとされています。
食事の後で横になると症状が悪化することがあり、胸焼けや喉の違和感も併発します。胃食道逆流症は、治療せずに放置していると、食道がんにも発展してしまうリスクのある病気のため、必ず医師に相談するようにしましょう。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、何らかの原因によって粘膜の表面が炎症を起こし、深くえぐれたような傷を負っている状態です。胃や十二指腸の粘膜が損傷していると、横隔膜付近の神経が刺激され、しゃっくりが発生することがあります。
これらの病気は、しゃっくり以外にも胃痛や胸やけを伴うことが一般的です。空腹時に強い痛みを感じたり、食後に症状が軽減したりする特徴があります。進行すると消化管出血や胃がんにもなるため早期診断が重要です。
中枢神経系の疾患
脳梗塞や脳腫瘍といった、中枢神経系の病気が原因でしゃっくりが続くことがあります。これらの病気は、横隔膜をコントロールする神経に影響を及ぼして、しゃっくりを引き起こしています。
中枢神経系の病気によるしゃっくりは、言語障害や視覚の異常など、ほかの神経症状と併発することが少なくありません。しゃっくりと併せて、これらの症状が見られた場合には、すぐに病院を受診することが推奨されます。
呼吸器や消化器のトラブル
肺炎などの呼吸器系の病気でもしゃっくりが続くことがあります。咳や発熱といった症状と併発して続いている場合は、呼吸器疾患が原因と考えられます。
肝臓疾患でもしゃっくりは併発することがあり、その際は、黄疸や倦怠感が現れることが少なくありません。
しゃっくりと、これらの症状が同時に起きる場合は、病気が進行している可能性もありますので、早めに医療機関に受診するようにしましょう。
しゃっくりが続く場合の治療方法
しゃっくりには、具体的な治療方法がありません。原因となる病気が特定できれば、病気に対しての治療を行います。
・胃食道逆流症では、胃酸を抑える薬で対処する
・脳梗塞や脳腫瘍では、原因となる病気の治療や手術
・肺炎が原因なら、抗生物質の投与と療養
これらのように、しゃっくりの原因となる病気の治療が優先されます。
しゃっくりを止める薬として、向精神薬が処方されることがありますが、これは、しゃっくりを引き起こしている横隔膜への神経の刺激を遮断してけいれんを抑えるものです。
向精神薬は副作用も強いため、しゃっくりの原因がどうしてもわからないときに、一時的に処方されることもありますが、基本は原因疾患の治療が優先です。

