「接触皮膚炎」は“誰でもなる”皮膚トラブル? 見逃されやすい原因と症状とは【医師監修】

「接触皮膚炎」は“誰でもなる”皮膚トラブル? 見逃されやすい原因と症状とは【医師監修】

接触皮膚炎の前兆や初期症状について

原因となる物質が皮膚に接触した部分に、かゆみやヒリヒリ感、熱感を伴う赤い発疹、ぶつぶつとした発疹、水ぶくれなどの皮膚症状が生じます。刺激が強い場合には、痛みを感じることもあります。

アレルギー性接触皮膚炎の場合、じゅくじゅくとした発疹があらわれることもあります。皮膚症状が慢性的に続くと、厚く、ごわごわとした皮膚を形成するようになります。

接触皮膚炎の検査・診断

接触皮膚炎の診断には、原因を見つけるためのパッチテストが有用です。パッチテストでは、接触皮膚炎の原因として疑われる物質や試薬を皮膚に貼付し、48時間後に除去します。除去した後、15分〜30分後に1回目の判定を行い、皮膚反応を確認します。皮膚反応は遅れてあらわれることもあるため、パッチテストの判定は複数回実施することが推奨されており、72時間または96時間後、1週間後に判定を行います。

皮膚症状とパッチテストの結果の関連を確認し、接触皮膚炎を診断します。パッチテストにより原因物質を特定することは、接触皮膚炎の治療や予防にも重要です。

配信元: Medical DOC

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