賞金1000万円のイベントで優勝、17LIVE初の女性プロライバー・き-ぽん「楽しいことも悲しいことも配信でしか補えない」

賞金1000万円のイベントで優勝、17LIVE初の女性プロライバー・き-ぽん「楽しいことも悲しいことも配信でしか補えない」

月刊ザテレビジョンで、日本最大級のライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」の注目ライバーを連載で紹介。今回は、17LIVEで4人目となるプロライバーとなったき-ぽんが登場。ライバー人生で転機となった出来事や今後の展望などを聞いた。

■ストレートな発言の一方で“癒やし系”というキャップ

「今年の10月から17LIVE でプロライバーとして活動することになったき-ぽんです。ライバー歴は間もなく8年目。普段は雑談をメインに、歌やVS(対戦機能)などマルチな内容を、毎日深夜0〜1時の時間帯にかかるように配信しています。トークでは思ったことをストレートに伝えるので、一見きついタイプと思われがちなのですが、話し続けているうちにギャップを感じてもらえるみたいで、その意外性が自分の個性かなと思います。

年間を通して獲得した総合得点で競い合う大型アプリイベント『ライブ配信グランプリ 2025』で上半期1位になり、その成果がプロライバー契約へとつながりましたが、ここまでの道のりは決して順風満帆ではなかったです。配信を始めた頃は、少しでも多くの人に見つけてもらうために毎日長時間の配信をしたり、わざと特徴的な声で話して注目を集めようとしたこともあります(笑)。

■オフラインイベントでの1位獲得が転機に

評判が良かったのはリスナーさんの似顔絵を描くという企画。自分的には自信があったんですけど、皆さんからすると結構特徴的な画風だったみたいで(笑)。そうやって配信を始めてからの数年はコツコツと努力を重ねる日々でしたが、2023年12月に開催されたオフラインイベント『Christmas Party 2023』で初の1位を獲得したことが大きな転機となりました。

2019年から1位を目指して頑張っていたんですけど、5年越しにやっと1位を獲ることができて! たくさんのリスナーさんに支えていただきましたし、私の代わりに泣いて喜んでくれるライバーさんもいて、全ての出来事が大きなモチベーションになりました。

■どんな状況でも逃げずに配信と向き合いたい

イチナナはライバー同士の関係性もすごく良くて、ライバルでもあるけど、お互いにリスペクトの気持ちがすごくあるんですよ。日々配信する生活の中でメンタルヘルスは大きな課題ですが、私の場合は気付けば楽しいことも悲しいことも配信することでしか補えない体になっていました(笑)。

なので、どんな状況でも逃げずに配信と向き合いたいと思います! 今後に不安を感じることもありますが、これからも自分が輝き続けるためには、居場所であるイチナナをもっと盛り上げていきたいと思っていて。そんな気持ちから現在はbrilliant starsというライバー事務所の代表を務めています。今後は17LIVEで女性初のプロライバーとしての視点も自分の武器に、さらに成長していきたいです」

取材・文=武内麻

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