ある日の夕方、家の近くを8歳の娘と2人で歩いていると、突然外国の方2人組に「すみません、ちょっといいですか?」と声をかけられました。
声をかけてきた理由は…
「はい、どうしましたか?」と聞くと、道に迷ったわけではなく「一つ質問よろしいですか?」と言われました。
そして、質問は「あなたが一番幸せを感じるときはどんなときですか?」というものでした。えっ? と思い、胸元を見ると〇〇教会と名札がついていました。とりあえず「人と関わっているときが一番楽しいし、色々な人と話しているときに幸せを感じます」と伝えました。
次に娘にも「では、あなたは?」と質問されました。娘はずっと戸惑った様子で下を向きながらも、一生懸命考えているようなので見守ることに。やがて3分ほど考えて「友だちといるとき」と答えてくれました。外国の方も「私も人と話しているときに幸せを感じます」と私たちに合わせつつ、歩いて15分から20分ほど先に教会があって、子ども英会話をしているから今度遊びに来てくださいと誘われ、別れました。
あとでネットで調べると、外国では通行人への宗教勧誘でよく使う手口だとわかりました。お金を巻き上げられることはありませんでしたが、こういう方たちがいるという勉強になりました。忙しすぎて教会に行けそうにないですと断りましたが、押しに負けて教会に行くお母さんもいるのだろうなと感じた出来事でした。
著者:林 草花/40代女性・保育士
8歳の娘、10歳の息子を育てている母。マンガが好き。
作画:たかだきなこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)

