
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、サイコミで連載中、都市伝説を追う配信者が、スマホの異変へ巻き込まれる『都市伝説が殺ってくる』をピックアップ。
作者の米田 旦人さんが8月29日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、2万以上の「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、米田 旦人さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについてを語ってもらった。
■友人と軽い気持ちで始めた動画制作

主人公は、都市伝説や陰謀論を題材に動画を配信する若手ユーチューバー・多院條太(たいんじょうた)。大学時代、友人と軽い気持ちで始めた動画制作をきっかけに、彼は「平凡な人生を送りたくない」という思いから一人で配信活動を続ける。
数年の試行錯誤の末、「都市伝説を暴く動画」で注目を集め、登録者11万人を抱えるチャンネル「トシデンちゃんネル」を運営するようになっていた。
ある日、動画のネタに困った彼は、視聴者から送られた「Sariに自我が目覚める」という噂を検証することにする。指示された通りにスマホに特定の言葉を話しかけ、最後に「本当の君を知っている」と呼びかけた瞬間、突然スマホの電源が落ちる。
條太は偶然と判断しつつも撮影を終え、再起動しようと試みるがスマホは反応しない。その直後、画面に「家の外に出ないでください」という謎のメッセージが表示される――。
この漫画を読んだ人たちからは、「人類はSiriに敷かれるようになるのか…」「発想、着想が素晴らしいですね」「すごい引き込まれた」など、多くのコメントが寄せられている
■都市伝説を能力にして戦うバトルものを描こう

――『都市伝説が殺ってくる』を創作したきっかけや理由を教えてください。
もともと都市伝説と能力バトルが好きで、「都市伝説を能力にして戦うバトルものができないかな」と考えていました。
ただ肝心の主人公がどういうやつだと面白くなるかが思い付かなくて。
そんな時に「人類は自我が芽生えたAIに動かされるようになる」的な都市伝説を見かけて、「主人公のスマホに自我が芽生えてそいつのナビでバトルさせられたら面白いんじゃ?」とひらめいたのがきっかけです。
――キャラクターはどのように生み出されたのでしょうか?
主人公のじょうたで言えば、「自分だったらどういう主人公が応援したくなるかな」と考えたときに、『水曜日のダウンタウン』のような番組でめちゃくちゃなことをやらさられて、アワアワしながらも必死でがんばってる人って応援しちゃうなと思って。
そういうイメージのキャラとして作りました。
(Sariは無茶振りする側、天の声的なイメージで)
――作画の際にこだわっている点や「ここを見てほしい」というポイントを教えてください。
こだわりとかとは違うかもしれませんが、前の話よりほんのちょっとでもかわいくかっこよく、上手く描こうと頑張っているので、成長を見守ってほしいです…!
あとはSariって表情がなくてずっと同じただの目の絵なのですが、たまーに微妙な差で表情っぽく見えるようにしていたりするところは、こだわりといえばこだわりかもしれません。
――本作の中で特に思い入れのあるシーンやセリフを教えてください。
じょうたはいわゆる主人公っぽいキャラじゃないし、最初は自分が殺されたくない一心で必死なやつで。
でもストーリーが進むにつれて誰かのために必死になる瞬間があり、それによってちょっとずつ主人公っぽくなっていく。
その節目節目のシーンは特に力を入れているし気に入っています。
――一から世界観を創り上げ、物語を展開するうえでこだわっている点や意識していることを教えてください。
とにかく「いかに続きが気になって次の話を読んでもらいたくなるか」を必死に考えています。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
じょうたとSariの秘密や各キャラの過去などもこの先描いていきますので、これからも楽しみに読み続けていただけたら嬉しいです!

