痛風の治療薬で生じる可能性がある副作用と注意点

痛風の薬に副作用はありますか?
痛風の薬にはいくつか副作用があります。NSAIDsは胃の不快感や腎機能への影響、コルヒチンは下痢や吐き気を起こすことがあります。副腎皮質ステロイドは短期間の使用では大きな問題は少ないものの、長期的に使うと糖尿病や骨粗しょう症の悪化、感染症のリスクが高まります。尿酸降下薬では、アロプリノールやフェブキソスタット、ベンズブロマロンなどで発疹や肝機能異常が起こることがあります。
痛風の薬を服用する際の注意点を教えてください
薬は必ず医師の指示通りに毎日決まった時間に服用することが大切です。症状が出ていないときも尿酸値を安定させるために薬を続ける必要があります。服薬を始めた直後は、尿酸値の変動によって一時的に発作が起こることがあり、その際はコルヒチンを予防的に併用することがあります。また、水分をしっかりとることで尿酸が排泄されやすくなり、結晶ができにくくなるため、日常生活ではこまめな水分補給を意識することも欠かせません。定期的に血液検査や肝機能検査を受け、体調に変化を感じた場合はすぐに医師へ相談することが望まれます。
痛風の薬を飲み忘れたらどうすればよいですか?
薬を飲み忘れた場合は、気付いた時点ですぐに1回分を服用します。ただし次の服薬時間が近い場合は1回分を飛ばし、二重に服用することは避けるようにします。飲み忘れが続くと治療効果が不十分となり、再発のリスクが高まります。毎日の習慣として服薬を定着させるために、ピルケースやアラーム機能を利用するのも有効です。
編集部まとめ

痛風は、発作の痛みを抑える薬と、再発を防ぐために尿酸値を安定させる薬を組み合わせて治療していく病気です。薬には副作用の可能性もありますが、医師の指示に従い、定期的に検査を受けながら続けていけば、発作の予防や合併症の防止につながります。大切なのは、自己判断で中止せずに、必要な薬を正しく使い分けながら継続していくことです。
参考文献
『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版』(日本痛風・核酸代謝学会)
『高尿酸血症・痛風の診断と治療』(山中 寿、日本内科学会雑誌, 2015, 104巻, 9号, p. 2039-2045)
『2020 American College of Rheumatology Guideline for the Management of Gout』(American College of Rheumatology)

