殺人事件の第一発見者・ムロツヨシ“野宮”、上戸彩“桜木泉”に「デートしようよ」<絶対零度~未解決事件特命捜査~>

殺人事件の第一発見者・ムロツヨシ“野宮”、上戸彩“桜木泉”に「デートしようよ」<絶対零度~未解決事件特命捜査~>

「絶対零度~未解決事件特命捜査~」
「絶対零度~未解決事件特命捜査~」 / (C)フジテレビ/共同テレビ

上戸彩主演のドラマ「絶対零度~未解決事件特命捜査~」(2010年放送)が現在、FOD・TVerにて無料公開中である。10月6日(月)から始まる沢口靖子主演の“月9”ドラマ「絶対零度~情報犯罪緊急捜査~」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系※初回は夜9:00-10:09)は、シリーズ誕生から15年が経つ第5シリーズだ。1話完結型の刑事ドラマなため、今見返してみるとその回だけのゲスト出演者に「こんな人が出ていたの?」となるケースも。今や主演作多数の売れっ子俳優・ムロツヨシが、殺人事件の第一発見者として重要人物として登場していた第2話を紹介する。(以下、ネタバレが含まれます)

■時効まで1週間と迫る殺人事件の謎

本作は、アクが強く個性豊かな刑事たちが集う警視庁捜査一課“未解決事件特命捜査対策室”が舞台。新人刑事の桜木泉(上戸)は、未解決事件の心の傷も癒えない被害者や遺族と向き合う繊細さも重要な現場で、捜査資料や物的証拠とにらめっこしながらあきらめない意志の強さを光らせる。

第2話。証拠品管理センターにいた泉に、1995年4月に起きた富士見医大の研修医だった葵(原田佳奈)が殺害された事件の資料を持ってくるようにと伝言が入る。当時発見されなかった凶器のナイフが発見されたため、4係に再捜査依頼がきたのだ。15年前に発生したこの事件は、時効まであと1週間になっていた。

■恋人で第一発見者である野宮(ムロツヨシ)がキーマンに!

科捜研での検査の結果、ナイフには犯人の血が、包まれていた英字新聞には花粉が付着していたことがわかった。富士見医大に向かった倉田(杉本哲太)と塚本(宮迫博之)は、葵の治療にあたった医師・桐山(大高洋夫)を訪ね、病院内の捜査を申し出るが拒否される。泉と白石(中原丈雄)は、当時は容疑者として疑われたものの証拠不十分で釈放された恋人で第一発見者である野宮(ムロツヨシ)が営む花屋を訪ねた。

思い出すことはないかという白石の質問に微かに動揺する野宮だが、妻であり富士見医大で看護師長をしている千秋(高久ちぐさ)が出てきて話が中断する。後日、4係に呼び出された千秋が、葵と当時の看護師長だった立花(阿南敦子)が1人の患者のことで言い合いになっていたことを証言した。その夜、4係に1人残り捜査資料を前に頭を抱えていた泉。するとそこに千秋から電話が入る。

■野宮が持ってきた一冊のノートで事件が動く「夢を見た」

第2話は、未解決事件の時効が迫る中で、鑑定結果を出したり証言の取り直しを急ぐ刑事たちの焦る気持ちにドキドキさせられる回。殺人事件の真相を知る野宮が泉を「かわいいね~デートしようよ」と口説いたり、対策室に居残る泉に「刑事さん、1人?捜査置いてかれちゃったの?」と軽口を叩いたりするため、怪しさは満点。しかし、野宮がふと真剣な表情になり「刑事さんたちが来た夜、夢を見てさ。刺された葵、見つけたときのこと」と事件のことをまとめたノートを渡してから、事件は大きく解決に向けて動き始める。

ムロツヨシという俳優の演技力が世に知られている今ならば、この回のキーマンが野宮であることはすぐ分かる。しかし、放送当時はどこか記憶に強く残るゲスト俳優という役目だっただろう。一昔前の作品というのは、そんな味わい方もできて楽しい。

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