血液検査の結果の見方と再検査が必要な診断結果・所見
ここまではγ-GTPが高いと出る症状について基本的なことを紹介しました。血圧検査で再検査・精密検査を受診した方が良い結果がいくつかあります。以下のような診断結果の場合にはすぐに病院に受診しましょう。
血液検査の結果や数値の見方・分類と主な所見
γ-GTPの基準値は、一般的に男性で50IU/L以下、女性で30IU/L以下とされています。しかし、検査機関や測定方法によって基準値が異なる場合があります。
血液検査の結果で精密検査が必要な基準と内容
γ-GTP値が100IU/Lを超える場合や、他の肝機能検査の値も高い場合は、精密検査が必要となることがあります。精密検査の内容としては、腹部超音波検査、CT検査、MRI検査などです。検査内容や医療機関によって異なりますが、数千円〜数万円程度の費用がかかります。
「血液検査」で発見できる病気・疾患
ここではMedical DOC監修医が、「血液検査」に関する病気を紹介します。どのような病気や症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。
肝炎
肝臓に炎症が起こる病気です。発症の原因は肝炎ウイルスの感染、アルコール性、薬剤性、自己免疫疾患などです。対処法や治療法は原因に応じた治療です。ウイルス性肝炎の場合は、抗ウイルス薬などを使用します。アルコール性なら禁酒、薬剤性なら原因薬物の除去、自己免疫疾患であれば、免疫を抑える治療を行います。倦怠感、食欲不振、黄疸などの症状がある場合は、早めに受診しましょう。
肝硬変
肝硬変は肝臓が線維化し、硬くなってしまう病気です。慢性肝炎などが進行すると、肝硬変になることがあります。肝硬変発症の原因は慢性肝炎、アルコール性肝障害などです。進行を抑制するために薬物療法や対症療法を行います。倦怠感、食欲不振、腹水、黄疸などの症状がある場合は、早めに受診しましょう。
胆嚢炎・胆管炎
胆嚢炎や胆管炎は胆道に炎症が起こる病気です。胆石が原因で起こることが多いとされています。発症の原因は胆石、細菌感染などです。治療法は、抗菌薬の投与や、場合により手術を行う場合もあります。右上腹部痛、発熱、黄疸、意識障害などの症状がある場合は、早めに受診しましょう。
膵炎
膵炎は膵臓に炎症が起こる病気です。多くはアルコール、胆石などが原因で起こりますが、高脂血症、胆管や膵管の検査の後に起こる場合もあります。治療法は、絶食、輸液、鎮痛剤投与などです。重症の場合は、全身管理が必要な場合もあります。上腹部痛、背部痛、吐き気、嘔吐などの症状がある場合は、早めに内科を受診しましょう。
脂質異常症・糖尿病
脂質異常症や糖尿病などの代謝性疾患は血液検査で発見できる病気です。血糖値や血中のコレステロール値が上がります。発症の原因は食生活の乱れや運動不足、遺伝的要因などがあります。健康診断で指摘された場合や、自覚症状がある場合は内科受診しましょう。

