狭心症の主な原因
冠動脈の動脈硬化
心臓に栄養を送る血管である冠動脈の動脈硬化は、狭心症の最も一般的な原因です。動脈硬化は主に高血圧や脂質異常症、糖尿病、喫煙などにより起こり、動脈硬化によって冠動脈の内腔が狭くなります。これにより、心筋への血流が低下して胸の痛みや胸部圧迫感が生じます。発症した場合は、なるべく早期に循環器科の受診が必要です。動脈硬化は進行性の病気であり、早期発見と治療、再発予防が重要となります。
高血圧症
高血圧は、心臓への負担を増加させ、動脈硬化から冠動脈の状態を悪化させる可能性があります。また、心負荷自体も狭心症の原因となることがあります。高血圧に関連する症状には、頻繁な胸の不快感や息切れ、下腿浮腫(足のむくみ)などがあり、コントロール不良な高血圧が認められる場合には、早めに内科や循環器科の受診が推奨されます。
ストレス
過度のストレスは、冠動脈の狭窄(血管が狭くなること)やけいれんを引き起こしやすく、結果として狭心症を引き起こす可能性があります。ストレスによる狭心症では、胸の圧迫感や息切れなどの症状が現れることがあります。高ストレス環境においてこれらの症状があらわれた場合、内科や循環器科に相談すると良いでしょう。また、他の原因がなくストレスが主な原因となり狭心症を起こす場合には、ストレスを軽減するような介入も必要になることがあります。
すぐに病院へ行くべき「狭心症の初期症状」
ここまでは狭心症の初期症状を紹介してきました。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。
胸痛や呼吸困難、意識消失などの症状がある場合は、救急科へ
休息しても改善しない、あるいは30分以上続く胸の痛みや圧迫感がある場合には、心筋への血流が極端に制限されている可能性があり非常に危険な症状と言えます。また、突然の息切れや呼吸困難、めまいや一過性(一時的)の意識消失なども心臓による血液循環が不十分であることを示唆する重篤な兆候です。これらの症状がある場合には、様子を見るのではなくただちに救急車を呼ぶか最寄りの医療機関を受診してください。
上記のような症状は迅速な対応が必要な場合が多く、病院を受診する際には可能であれば症状の開始時刻や発症時に何をしていたか、その他の症状はあるか、同様の症状は以前にも繰り返しあったのか、などの情報があると診断の助けとなります。
受診・予防の目安となる「狭心症」のセルフチェック法
・突然の胸痛、胸部圧迫感がある場合
・息切れ、呼吸困難がある場合
・動悸がある場合
・めまい、意識消失がある場合

